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2歳牝馬セレスチャルフィリーが無傷の4連勝で重賞初制覇


セレスチャルフィリー(Celestial Filly)
写真:Revista Palermo https://www.revistapalermo.com.ar/notas/2238-celestial-filly-se-pierde-de-vista-y-prosigue-imbatible


 2月3日、アルゼンチンのパレルモ競馬場でGⅢカルロス・カサーレス(ダ直1000m - 2歳牝馬)が行なわれた。アルゼンチンで行なわれる最初の2歳重賞である。


 ②エンプレサリアホット(Empresaria Hot)が回避して6頭で争われた。デビューから3連勝中の③セレスチャルフィリー(Celestial Filly)が1.30倍で圧倒的な1番人気に支持だれた。


 スタートからしばらくは横一線だった。しかし、ウィルソン・モレイラ騎乗のセレスチャルフィリーが内枠から外ラチに向かって進路を取りながらリードを広げると、ほとんど持ったままの手応えで6馬身差の圧勝をおさめた。勝ちタイムは57秒11。


 6馬身差の2着には⑤インディカル(Indi Cal)が入り、そこからさらに5馬身離れた3着は⑦アモローサパス(Amorosa Pass)だった。



 セレスチャルフィリーは父リザードアイランド、母キスロイヤル、その父ヴァルロワイヤルという血統の2歳牝馬。2020年10月26日にアルゼンチンで産まれた。半姉にはGⅡを勝ったフリームーン(Fully Moon)がいる。


 2022年11月6日にラ・プラタ競馬場で行なわれたアルゼンチン最初の2歳戦を4馬身差で勝利した。2戦目も6馬身差の快勝。前走のリステッド競走コングリーヴ(芝直1000m - 2歳)では、初めての芝ながら3馬身差の勝利をおさめた。デビューから無傷の4連勝で重賞制覇となった。


 同馬を所有するティンタ・ロハは次走について「おそらく3月4日のGⅡサトゥルニーノ・J・ウンスエー」と述べた。10月26日とやや遅い産まれながらこのパフォーマンス。今後の成長が楽しみな1頭である。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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