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レコード勝ちの無敗のGⅠ馬サトゥがラス・モンヒータスに売却される

 アルゼンチンの有力馬が売却されるときの相手は国外の馬主がほとんどである。しかし、今回はアルゼンチン国内での売買という珍しい例が起こった。


 2022年12月17日にサン・イシドロ競馬場で行なわれたGⅠホアキン・S・デ・アンチョレーナ(芝1600m - 3歳以上)をアルゼンチン・レコードで優勝したサトゥ(Satu)が、リベルタドーレス・デ・アメリカからラス・モンヒータスに売却された。アルゼンチンの競馬メディア『トゥルフ・ディアリオ』や『インフォ・トゥルフ』が報じた。


「可能性があったので、よくよく考え、その可能性に賭けてみることにした。サトゥを管理していたニコラス・マルティン・フェッロ調教師や馬に携わる人々と相談した。こんなにも幸せでワクワクしていることはない。今はどのような道を歩めばいいかを分析しているところだが、最大の目標は10月にサン・イシドロ競馬場で行なわれるGⅠラティーノアメリカーノである。その後はアメリカのパウロ・ロボ調教師の下に移籍して、アメリカで走らせるつもりである」と、ラス・モンヒータスのトマス・フェルナンデス・ジャノス氏は述べた。



 トゥルフ・ディアリオによると、サトゥの売却は次のような経緯で行なわれた。まず、もともとの所有者であるリベルタドーレス・デ・アメリカは、外国の馬主と交渉をしていた。それがまとまらず、アルゼンチンの馬主であるパルケ・パトリシオスとの取引が成立しようとしていた。そこにラス・モンヒータスが割って入り、結局サトゥはラス・モンヒータスに売却されることが決まった。


 なお、ラス・モンヒータスが新たな馬主になったことで、サトゥの管理もニコラス・フェッロ調教師からカルロス・エチェチュリー調教師に変更となる。これは馬主と調教師の契約による都合である。



 サトゥは父キャッチャーインザライ、母サタライア、その父イークワルストライプスという血統の3歳牡馬。2019年10月28日にアルゼンチンのアボレンゴ牧場で産まれた。


 2022年10月15日のデビュー戦を3馬身差で勝利すると、11月13日の2戦目では2着に20馬身差をつける衝撃の大差勝ちをおさめ、一躍注目される存在となった。キャリア2戦ながらGⅠホアキン・S・デ・アンチョレーナで古馬に挑むと、1分30秒90という芝1600mのアルゼンチン・レコードを叩き出して逃げ切り勝ちをおさめた。通算成績は3戦3勝(重賞1勝)。


■ 2戦目の20馬身差勝ち


■ GⅠホアキン・S・デ・アンチョレーナ



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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【Mail】 kinoshita.koya1024@gmail.com

Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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