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「イバールをカランパンゲ牧場で供用できるとは、なんて贅沢なんだろう」

 アグネスゴールド産駒のアメリカGⅠ馬イバール(Ivar)が、アルゼンチンのカランパンゲ牧場で種牡馬入りすることが決まった。近年では最高クラスの南米産馬が種牡馬入りすることに加えて、南米大陸で信じられない数字を残しているアグネスゴールドの後継種牡馬ということもあり、現地では今から活躍を期待されている。


 カランパンゲ牧場を運営するイグナシオ・パヴロフスキー氏は、アルゼンチンの競馬メディア『トゥルフ・ディアリオ(Turf Diario)』の第5131号で、イバールに対して次のように述べた。


「まずは、所有者である RDI をはじめ、我々を信頼してイバールを種牡馬として預けてくれた人たちに感謝したい。間違いなく、イバールは我々に与えられた最高級品である」


「しばらく前から、我々はサンデーサイレンスという日本の遺伝子を持った馬を探していた。しかし、導入するのはほとんど不可能である。値段が高いことに加えて、市場に出ているサンデーサイレンス種牡馬は概して現役時代に長い距離を走っているからである。実は、サトノフラッグというアルゼンチンの女王バラダセールの仔を分析し、導入しようと考えていた。だが、やはり長距離向きの馬だろうということで最終的に断念した」



「アグネスゴールドは南米、とりわけアルゼンチンにおいて驚異的な活躍をしている。アグネスゴールドが出している数字はとてつもない。イバールはそのアグネスゴールドの産駒というだけでなく、自身も素晴らしい馬である。母は重賞馬だし、世界的に見ても非常に優秀な血統の持ち主である。競走馬としても、アルゼンチンでは世代の頂点に君臨した。アメリカではマイルGⅠを勝ち、3度もブリーダーズカップに出走した。3回とも世界の強豪たちと戦って勝ちにいくという素晴らしい内容だった。衝撃的な加速力も持っている。どこからどう見ても完璧な存在である」


「馬体はこれ以上望めないくらい美しく、馬格があり、均整が取れている。国内外で存在感を発揮したチャンピオンホース。我々は牧場で最高の繁殖牝馬たちをイバールのために用意したいと思っている」


 カランパンゲ牧場では、キャンディーストライプス(Candy Stripes)、ピュアプライズ(Pure Prize)、オーペン(Orpen)といった世界的な種牡馬が繋養された。それら種牡馬を使い、GⅠ3勝のピンボールウィザード(Pinball Wizard)、2011年の年度代表牝馬ララグーナアスール(La Laguna Azul)、2021年の2冠馬イルウィン(Irwin)といった名馬を生産した。RDI からのバックアップや、他の生産者からの種付けオファーも来るに違いない。イバールの種牡馬としての未来は明るい。



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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【Mail】 kinoshita.koya1024@gmail.com

Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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