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電撃引退をしたマリブースプリングがラ・ミッション・ロブレス牧場で種牡馬入り

 南米最高レーティングを持つアルゼンチンのマリブースプリング(Malibú Spring)が、同国にあるラ・ミッション・ロブレス牧場で種牡馬入りすることが分かった。アルゼンチンの競馬メディア『トゥルフ・ディアリオ(Turf Diario)』が報じた。


 マリブースプリングは今年1月29日にパレルモ競馬場で行なわれたリステッド競走アラス・アルヘンティーノス(ダ2000m - 3歳以上)を3馬身差で勝利した。連勝を8に伸ばし、GⅠ戦線での活躍だけでなくアメリカ遠征も期待された。しかし、レース後に脚の状態が悪くなったことが判明。過去に種子骨を骨折した経験があることから、陣営は無理をさせずに引退させることを電撃的に発表した。



 マリブースプリングは父グリーンスプリング、母マツムラ、その父エディターズノートという血統の5歳牡馬。2017年8月31日にアルゼンチンのビケーダ牧場で産まれた。全姉のミスティースプリング(Misty Spring)は重賞5勝をあげた。


 デビュー2戦目で骨折し、長期離脱を余儀なくされた。2022年4月13日の復帰戦を白星で飾ると、2022年はGⅠ2勝を含む7戦7勝という完璧な競走成績を残した。国際競馬統括機関連盟(IFHA)からは、南米産馬で最高となるレーティング118を与えられた。


 父のグリーンスプリングはアルゼンチンのビケーダ牧場で繋養されており、2020年7月に亡くなった。マリブースプリングはグリーンスプリングの唯一のGⅠ馬であり、後継種牡馬としての役割が期待される。



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

【Twitter】 @koyakinoshita24

【Instagram】 @kinoshita_koya1024

【Mail】 kinoshita.koya1024@gmail.com

【HP】 https://www.keiba-latinamerica.com/

Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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