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アルゼンチンGⅠ馬ディディアが移籍後無傷の4連勝でアメリカ重賞初制覇


ディディア(Didia)
写真:Fotohipica Perú / José Luis De La Cruz https://twitter.com/josedelacruzph/status/1654544002727772162

 5月5日にチャーチルダウンズ競馬場で行なわれたGⅢモデスティーS(芝1800m - 4歳以上牝馬)に出走したアルゼンチンGⅠ馬②ディディア(Didia)は、ヴァンサン・シュミノー騎手を背に道中は内の3番手で脚を溜めると、直線で外に出して逃げる①スウィートダニーガール(Sweet Dani Girl)を差し切って勝利した。良馬場の勝ちタイムは1分47秒46。


 ディディアを管理するイグナシオ・コレーアス調教師は次のように述べた。


「この勝利はアルゼンチン競馬、そしてラテンアメリカ競馬にとって大きな意味を持つ。アントニオ・サノやファウスト・グティエレスなど、中南米出身の素晴らしい調教師たちが手がける優秀な馬がアメリカにはたくさんいる。そして、我々ラテンアメリカ人に良い馬を管理させてもらえれば、相手が誰であっても堂々と戦うことができる。ディディアは最高の出来にあったと思うし、期待どおりの走りをしてくれた。アメリカのレースは簡単なものではない。我々は勝つことを夢見ているが、その夢が常に叶うわけではない。だからこそ、夢が叶ったときはこれ以上望めないほど嬉しい」



 ディディアは父オーペン、母デランブリ、その父レインボーコーナーという血統の5歳牝馬。2018年10月26日にアルゼンチンのラ・マニーハ牧場で産まれた。近親には2020年の南米選手権GⅠラティーノアメリカーノを優勝したテターセ(Tetaze)がいる。


 2021年6月2日にデビューし、3戦目で初勝利をあげた。10月2日のGⅡフェデリーコ・デ・アルベアールで重賞初制覇をあげると、11月の3歳牝馬GⅠエンリケ・アセバルを3馬身差で勝利した。12月には古馬牝馬GⅠコパ・デ・プラタに挑み、当時の芝2000mのアルゼンチンレコードとなる1分56秒81で4馬身差の逃げ切り勝ちをおさめた。活躍が評価され、2021年のアルゼンチン年度代表牝馬と最優秀3歳牝馬に選出された。



 2022年1月末にアメリカ移籍が発表された。生産者・所有者であるラ・マニーハ牧場のイグナシオ・パヴロフスキー氏とアメリカのメリーベル・ステーブルが共同保有し、アルゼンチン人のイグナシオ・コレーアス調教師の管理馬となった。これは2019年のBCディスタフを優勝したブループライズ(Blue Prize)と同じ陣営である。



 2022年7月18日にアメリカデビューを迎え、これを白星で飾った。8月のブラックタイプ競走も制して重賞戦線に挑もうとした。だが、レース後に負傷して2022年の残りを全休した。今年3月にフェアーグラウンズ競馬場で行なわれたリステッド競走で復帰してこれを勝利。今回のGⅢモデスティーSに臨んだ。通算成績は11戦8勝(重賞4勝)。アメリカでは4戦4勝と無敗であり、アルゼンチン時代からの連勝を7に伸ばした。


 ディディアの次走についてコレーアス調教師は「まだ決まっていない」と述べたが、8月12日にコロニアルダウンズ競馬場で行なわれるGⅠビヴァリー・D・ステークスを見ていると明かした。


 

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木下 昂也(Koya Kinoshita)

【Twitter】 @koyakinoshita24

【Instagram】 @kinoshita_koya1024

【Mail】 kinoshita.koya1024@gmail.com

Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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