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最優秀3歳牡馬エルムシカルが怪我のため電撃引退、エル・パライソ牧場で種牡馬入り

 2022年のアルゼンチン最優秀3歳牡馬に選出されたイルカンピオーネ産駒のエルムシカル(El Musical)が現役を引退することになった。アルゼンチンの競馬メディア『アイレ・デ・トゥルフ(Aire de Turf)』が報じた。


 報道によると、エルムシカルは6月24日にサン・イシドロ競馬場で行なわれるGⅠエストレージャス・クラシック(芝2000m - 3歳以上)に向けて調整を続けていた。しかし、調教中に腱を負傷したため、電撃的に現役を引退することが決まった。


 今後は産まれ故郷のエル・パライソ牧場で種牡馬になる。さっそく今シーズンから供用されるとのことである。



 エルムシカルは父イルカンピオーネ、母リズムアンドソウル、その父バイアーロという血統の3歳牡馬。2019年7月29日にアルゼンチンのエル・パライソ牧場で産まれた。母のリズムアンドソウルは重賞を2勝した。


 2022年3月5日のデビュー戦で2着になると、2戦目には未勝利馬ながらGⅢペドロ・E

・イ・マヌエル・A・クレスポに出走し、これを10馬身差で圧勝して初勝利をあげた。2歳路線の主役になるはずだったが、コンディション不良の影響もあってGⅠモンテビデオで5着、GⅠエストレージャス・ジュヴェナイルで6着と2歳時は振るわなかった。


 3歳は8月13日の条件戦から始動してこれを勝利。勢いに乗ってアルゼンチン3冠競走の初戦であるGⅠポージャ・デ・ポトリージョス(アルゼンチン2000ギニー)に出走し、半馬身差の勝利をおさめた。


 続く3冠競走2戦目のGⅠジョッキークルブでも1着入線を果たして2冠達成かと思われた。しかし、ゴール前の斜行によって2着降着となった。なお、降着処分に抗議した馬主はサン・イシドロ競馬場を破壊するという蛮行に出て、2年間の競馬場立ち入り禁止を言い渡された。




 エルムシカルは3冠最終戦であるGⅠナシオナル(アルゼンチン・ダービー)に出走したが、勝ち馬ニーニョグアポ(Niño Guapo)から4馬身差の2着に敗れた。12月には南米最大のGⅠ競走であるGⅠカルロス・ペジェグリーニに出走したが、ザパニッシャー(The Punisher)から3/4馬身差の2着に敗れた。しかし、GⅠで安定して連対を続けたことが評価され、2022年のアルゼンチン最優秀3歳牡馬に選出された。



 2023年は2月4日のGⅠミゲル・アルフレード・マルティネス・デ・オスから始動した。ここでもミリニャーケ(Miriñaque)の2着に敗れ、これでエルムシカルはGⅠジョッキークルブから4戦連続でGⅠ2着となった。その後はGⅠエストレージャス・クラシックを目標にしていたが、今回の負傷によって現役引退となった。通算成績は10戦3勝(重賞2勝)。


■ GⅠポージャ・デ・ポトリージョス



 

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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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【Mail】 kinoshita.koya1024@gmail.com

Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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