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世界で唯一のアルゼンチン産カリフォルニアクローム産駒ゴークロームゴーがGⅡ25・デ・マヨ・デ1810を勝利


ゴークロームゴー(Go Chrome Go)
写真:Hipódromo La Plata(@Hipodromo_LP) https://twitter.com/Hipodromo_LP/status/1663660065377734656

 5月30日にアルゼンチンのラ・プラタ競馬場で行なわれたGⅡ25・デ・マヨ・デ1810(ダ1600m - 3歳以上)は、フランシスコ・ゴンサルヴェス騎乗の1番人気⑩ゴークロームゴー(Go Chrome Go)が勝利した。道中は2番手を追走したが、残り900m付近から早くも先頭に並びかけ、そのまま2 1/2馬身差で押し切った。重馬場の勝ちタイムは1分37秒11。


 ゴークロームゴーは父カリフォルニアクローム、母コメベージャ、その父オーシャンテラスという血統の4歳牡馬。2018年10月20日にアルゼンチンのラ・ポーム牧場で産まれ、ポルタ・ピーア牧場が育成した。父のカリフォルニアクロームはアルゼンチン重賞初勝利である。


 カリフォルニアクロームはチリのスマージャ牧場で種牡馬として供用されていたため、アルゼンチンでカリフォルニアクローム産駒が産まれることはまずありえない。しかし、2018年8月2日に母のコメベージャがカリフォルニアクロームとの仔を受胎した状態でアルゼンチンに輸入され、アルゼンチンで出産した。こうしてアルゼンチン・カリフォルニアクローム産駒が誕生することになった。現時点では、ゴークロームゴーが世界で唯一のアルゼンチン産カリフォルニアクローム産駒である。



 2021年10月10日にデビューし、2戦目で初勝利をあげた。2022年11月にはリステッド競走を勝利し、11月のGⅠホアキン・V・ゴンサーレスでは2着と好走した。


 今年は1月18日のハンデ戦から始動して3着。2月にはリステッド競走ジョッキークルブ・アルヘンティーノを勝利すると、そこからいっきに4連勝で重賞初制覇をおさめた。通算成績は14戦8勝(重賞1勝)。



 

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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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【Mail】 kinoshita.koya1024@gmail.com

【HP】 https://www.keiba-latinamerica.com/

Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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