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素質馬スーペルビジューがラストランで重賞初制覇、フィルマメント牧場で繁殖牝馬に


スーペルビジュー(Súper Bijou)
写真:Revista Palermo https://www.revistapalermo.com.ar/notas/2564-super-bijou-logr-ese-primer-xito-jerrquico-que-se-deba

 7月16日にアルゼンチンのパレルモ競馬場で行なわれたGⅡイグナシオ・イグナシオ・F・エ・イグナシオ・コレーアス(ダ2500m - 4歳以上牝馬)は、マルティン・バジェ騎乗の1番人気②aスーペルビジュー(Súper Bijou)が勝利した。五分のスタートから2番手につけると、直線で楽に抜け出して6馬身差の完勝をおさめた。重馬場の勝ちタイムは2分34秒65。


「重賞では2,3,4着ばかりだったが、今日は神のおかげもあって勝つことができた。素晴らしい牝馬。走る牝馬。彼女にふさわしい重賞勝利となった。個人的にもフィルマメント牧場の陣営と勝つことができて嬉しい」と、鞍上のマルティン・バジェ騎手は述べた。



 スーペルビジューは父スーパーセイヴァー、母ビジューエンペル、その父エンペラージョーンズという血統の5歳牝馬。2018年10月16日にアルゼンチンのフィルマメント牧場で産まれた。


 2021年7月15日にデビューし、2戦目を7馬身差で勝って初白星をあげた。世代の素質馬として期待されたが、GⅠセレクシオンではカルタエンブルハーダ(Carta Embrujada)の2着、GⅠエンリケ・アセバルではディディア(Didia)の3着と、強豪たちの壁に跳ね返された。


 2022年8月27日のGⅡラ・ミッションから2023年6月24日のGⅠエストレージャス・ディスタフにかけては、重賞を7回走って7回とも3,4着という結果に終わった。今回でようやくの重賞初勝利となった。通算成績は16戦4勝(重賞1勝)。


 レース後、スーペルビジューを生産・所有するフィルマメント牧場のエセキエル・バジェ氏から、同馬の現役引退が発表された。今後は産まれ故郷のフィルマメント牧場で繁殖牝馬となる予定である。




Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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