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良血馬アレッツォキーが今年からアグアス・ブエナス牧場で種牡馬入り


アレッツォキー(Arezzo Key)
写真:Juan Ignacio Bozzello

 アルゼンチンで3勝をあげたキーデピュティー産駒のアレッツォキー(Arezzo Key)が、今年からラ・パンパ州コロネル・イラリオ・ラゴスにあるアグアス・ブエナス牧場で種牡馬入りする。同牧場が Instagram で発表した。


 アグアス・ブエナス牧場はオーナーデヴィル(Honour Devil)、フィルポ(Firpo)、ポトロロマーノ(Potro Romano)、リクオリーノ(Licuorino)、インヘニオーソキャット(Ingenioso Cat)、そしてアレッツォキーという布陣で今年の種付けシーズンに臨む。



 アレッツォキーは父キーデピュティー、母ラトスカーナキャット、その父イージングアロングという血統の9歳牡馬。2014年9月29日にアルゼンチンのエル・アルファルファール牧場で産まれた。


 2017年3月24日にデビューし、4戦目で初勝利をあげた。2019年5月24日に引退するまで、通算成績は21戦3勝。重賞勝ちはないが、GⅠシウダー・デ・ブエノスアイレス(ダ直1000m - 3歳以上)で5着という実績がある。



 今回の種牡馬入りは、競走成績を買われたわけではなく、血統を評価されてのことである。


 母のラトスカーナキャットはGⅡカルロス・カサーレスの勝ち馬で、GⅠサトゥルニーノ・J・ウンスエーで2着になった。全姉のヘノベサキー(Genovesa Key)はGⅡベネスエラを勝利した。


 また、母の全兄にはコンパシーボキャット(Compasivo Cat)がいる。コンパシーボキャットは2007年にGⅠスイパチャ(芝直1000m - 3歳以上)を、2008年にエストレージャス・スプリント(ダ直1000m - 3歳以上)を優勝した、アルゼンチンを代表する名スプリンターだった。




Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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