社台ファームが2016年のアルゼンチン年度代表牝馬ドナブルハを200,000ドルで落札

　アメリカのフェイジグ・ティプトン・ノヴェンバー・セールに上場されたアルゼンチンの名牝ドナブルハ（Dona Bruja）が、日本の社台ファームに200,000ドルで落札された。同馬は現在キャンディライドとの仔を受胎している。

　ドナブルハは父ストームエンブルハード、母ディスイズクレイジー、その父ヌレイエフという血統の11歳牝馬。2012年9月12日にアルゼンチンのイバン・ロベルト・ガスパロット氏が生産した。

　2015年9月25日にデビューすると、デビューから無傷の5連勝でGⅡフェルナンデス・ゲリーコ（芝1600m - 3歳以上牝馬）を優勝した。2016年4月のGⅡパセアーナ（芝1800m - 3歳以上牝馬）で2着に敗れたことで連勝は止まったが、同年9月にGⅡシビーラ（芝1600m - 4歳以上牝馬）、10月にGⅡロス・アラス（芝2000m - 4歳以上牝馬）を勝利すると、12月には牝馬最大の競走であるGⅠコパ・デ・プラタ（芝2000m - 3歳以上牝馬）も優勝し、2016年の年度代表牝馬と最優秀古馬牝馬に選出された。

　2017年からアメリカに移籍し、アルゼンチン人のイグナシオ・コレーアス調教師の管理馬となった。アメリカでは9戦3勝。GⅢを3勝し、GⅠビヴァリー・D・ステークスとGⅠファースト・レディー・ステークスでは2着と好走した。

　2019年よりアメリカで繁殖牝馬となった。2020年に産んだドナウィッチ（Dona Witch）、2021年に産んだドナイリュージョン（Dona Illusion）が現時点で競走登録されている。

■ GⅠコパ・デ・プラタ