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大記録が誕生!フランシスコ・ゴンサルヴェス騎手がアルゼンチン年間最多勝利記録を更新


フランシスコ・ゴンサルヴェス騎手
写真:Jockey Club Brasileiro / Sylvio Rondinelli https://jcb.com.br/home/noticias/381541/o-fenomeno-francisco-leandro-monta-domingo-12-na-gavea/

 絶対に破られることがないだろうと思われていた記録がついに更新された。


 2023年11月13日のパレルモ競馬場3Rは、ブラジル人のフランシスコ・レアンドロ・ゴンサルヴェス騎手が跨る1番人気サルトエングロボ(Salto En Globo)が勝利した。この勝利により、ゴンサルヴェス騎手の今年の勝利数が468勝となった。


 これは、2008年に同じくブラジル人のジョルジ・ヒカルド騎手が樹立した、年間467勝というアルゼンチン年間最多勝利記録を更新する大記録となった。更新不可能とさえ思われていたレコードを、33歳の同胞が楽々と塗り替えてみせた。


 ゴンサルヴェス騎手はこの日3勝をあげ、年間勝利数を470勝とした。次なる狙いは、同じくジョルジ・ヒカルド騎手が持っている年間477勝という南米大陸レコードである。まだ1ヶ月半も残っていることを考えれば、怪我や病気に見舞われないかぎり、記録更新は確実だろう。



 ゴンサルヴェス騎手のアルゼンチンでの通算成績は、2023年11月13日時点で16782回騎乗3196勝。GⅠは43勝している。


 今年は驚異的なペースで勝ち星を積み重ねていった。1月だけで67勝、2月も51勝、3月も47勝をあげ、1989年にアメリカのケント・デザーモ騎手が樹立した年間598勝というギネス記録更新さえも期待された。


 4月・5月・6月も50勝前後のペースで歩んだが、7月以降は30勝ペースに落ちてしまった。ギネス記録更新は難しくなったが、南米記録の更新、南米大陸初の年間500勝は充分視野に入っている。




Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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