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南米有力馬の動向:GⅠカルロス・ペジェグリーニを中心に

 11月11日のGⅠナシオナル(ダ2500m - 3歳)を5馬身差で快勝してアルゼンチン・ダービー馬となったエヴァーダディー(Ever Daddy)は、12月16日のGⅠカルロス・ペジェグリーニ(芝2400m - 3歳以上)には向かわない。今後はウルグアイに遠征し、1月6日にマローニャス競馬場で行なわれる同国最大の競走GⅠホセ・ペドロ・ラミーレス(ダ2400m - 3歳以上)を予定している。


 ウルグアイ遠征の理由について、エヴァーダディーを管理するフアン・サルディビア調教師は「ホセ・ペドロ・ラミーレスはペジェグリーニほど重要なレースというわけではないが、賞金面を見れば、ペジェグリーニを3回優勝したようなものになる」と述べた。もしホセ・ペドロ・ラミーレスへの出走が叶わなければ、アメリカに移籍する予定だという。






 今年のGⅠポージャ・デ・ポトリージョス(ダ1600m - 3歳)を勝ってアルゼンチン1000ギニー馬となったエルコディゴ(El Kodigo)も、カルロス・ペジェグリーニには出走しない。GⅠポージャ・デ・ポトリージョスで1着、GⅠジョッキークルブで5着、GⅠナシオナルで2着とアルゼンチン3冠競走を完走したため、今後は休養に入る。


 また、10月7日にサン・イシドロ競馬場で行なわれた『競馬の南米選手権』GⅠラティーノアメリカーノ(芝2000m - 4歳以上)を勝って南米王者に輝いたアグネスゴールド産駒のブラジル産馬ドウトールスレーニョ(Doutor Sureño)も、カルロス・ペジェグリーニには出走しない。以前は出走を明言していたが、馬主であるファブリシオ・ブッフォーロ氏は「もう少し準備期間が必要」と述べた。今後については未定である。





 一方、アルゼンチン3冠競走の2戦目であるGⅠジョッキークルブ(芝2000m - 3歳)を優勝したハッピーハッピーデー(Happy Happy Day)は、予定どおりGⅠカルロス・ペジェグリーニに出走する。ダートのGⅠナシオナルをスキップし、芝のペジェグリーニに照準を合わせてきた。


 



 ハッピーハッピーデーを所有するラス・モンヒータスは、2022年のGⅠジョッキークルブの勝ち馬で、アルゼンチン芝路線では現役最強と言えるナタン(Natán)と、2022年のGⅠ2000ギニー(芝1600m - 3歳)の勝ち馬ジャズセイヴァー(Jazz Seiver)も出走させる。3頭出しでペジェグリーニを獲りにいく。


 カルロス・ペジェグリーニには1頭の有力牝馬も出走を予定している。それが、アグネスゴールド産駒の3歳牝馬ノーフィアー(No Fear)である。2023年のGⅠデ・ポトランカス(芝1600m - 2歳牝馬)の勝ち馬であり、前走のGⅠジョッキークルブでは牡馬を相手に3着と好走した。





 ペジェグリーニの同日には牝馬限定GⅠコパ・デ・プラタ(芝2000m - 3歳以上牝馬)も行なわれるが、52kgで走れる有利に魅力を感じてペジェグリーニに挑むことが決まった。鞍上はフランシスコ・ゴンサルヴェス騎手を予定している。

Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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