• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

南米馬のブリーダーズカップ出走情報

出走確実


■ ブルーストライプ(BLUE STRIPE)


 GⅠクレメント・L・ハーシュSを勝利したことでBCディスタフの優先出走権を獲得した。馬主のホセ・セリージョ氏は「ブルーストライプと共にキーンランドのブリーダーズカップに挑むのを待ちわびている。昨年のリベンジをしたい」と出走を明言した。BCディスタフに直行するか、あいだに1戦挟むかは未定。



■ ノーティラス(NAUTILUS)


 6月26日のGⅠブラジルを勝利したことでBCターフの優先出走権を獲得した。レース直後は出走未定だったが、7月に入って渡米に向けてピロプラズマ病の検査を受けたことが発表された。現地時間8月17日早朝にサンパウロ・ヴィラコポス国際空港を飛び立ちマイアミに到着。検疫を受けた後、ケンタッキー州レキシントンを拠点とするブラジル人のパウロ・ロボ調教師に預けられる。おそらくBCターフ直行。



出走濃厚


■ ロイヤルシップ(ROYAL SHIP)


 GⅡサンディエゴHでカントリーグラマーを倒してまさかの勝利をおさめた。現在BCクラシックのポイントランキングでTOP10入りしている。昨年もBC出走を目指していたが、パシフィック・クラシック後に靭帯と蹄を負傷して休養を強いられた。今年こその出走を狙う。BCの公式サイトではBCダート・マイルの出走予定馬となっているが、戦歴や距離適性を考えればクラシックが本命だろう。



■ イバール(IVAR)


 今年の始動戦となったリステッド競走ジョナサン・B・シュスター・メモリアルSを芝1700mのコースレコードで勝利した。所有者である RDI のアルベルト・フィゲイレード氏は「もっと先を見据えている。良い走りをして、状態を上げ、健康でいてほしい。ブリーダーズカップ出走にはまだ多くの選択肢が残されている」と、3年連続となるBCマイル出走を明言した。次走は9月3日のGⅢミント・ミリオン・マイルが濃厚。



今後次第


ディディア(DIDIA)


 ブループライズで2019年のBCディスタフを優勝したメリーベル、ラ・マニーハ、イグナシオ・コレーアスという陣営が、ブループライズの再来としてアルゼンチンからアメリカに連れてきた馬。7月のアメリカデビュー戦を勝利。2戦目のオールド・ネルソンSも勝利し、アルゼンチン時代から続く連勝を5に伸ばした。陣営が「まだ発展途上でレース慣れが必要」と認めていることから、今年のBCに無理をしてでも出走させるという考えはないだろう。来年は確実にBCフィリー&メアターフを走っている。



■ マスターピース(MASTER PIECE)


 GⅡエディー・リードSでアメリカ重賞初制覇をあげた。BC出走に関しては何のアナウンスもないが、今後のローテーションと結果次第では出走権を得られる可能性もある。本命はBCターフ、対抗はBCマイルといったところか。いずれにせよ芝のレースで。



■ ブレークポイント(BREAKPOINT)


 チリ時代は5戦5勝でGⅠを3勝した。アメリカでも活躍が期待されたが、昨年は4戦して4戦とも敗北を喫した。アメリカ重賞では能力が足らないかと思われたが、今年6月のいGⅢサン・フアン・カピストラーノSでアメリカ初勝利をあげた。今後のプランは未定だが、チリ時代の輝きを取り戻せれば、BCターフ出走の可能性もなくはない。



■ フィーロディアリアンナ(FILO DI ARIANNA)


 7月にカナダのGⅡコノートSを優勝し、北米重賞初勝利をおさめた。カナダの重賞を1つ勝っただけであり、アメリカでは2戦して10着、12着と大敗していることから、さすがにBCスプリントやターフ・スプリントは遠すぎる目標である。しかし、故障がちだったところをようやく安定して使えるようになってきたため、これから成長する可能性は大いにある。次走は8月21日に同じくカナダのウッドバイン競馬場で行なわれるGⅡキング・エドワードS。


インラヴ(IN LOVE)


 昨年もBCマイルに出走して7着だった。今年も当然BCマイル出走が目標だが、メーカーズ・マイルSで8頭立ての8着、マンハッタンSで10頭立ての8着とまったく良いところがない。昨年はかなり恵まれた条件のキーンランド・ターフ・マイルSを勝利して本番に駒を進めたため、本来BCで戦えるような実力は持っていない。どこかで一発狙えれば……。



回避


■ ヴィレッジキング(VILLAGE KING)


 昨年12月のGⅠカルロス・ペジェグリーニを勝利してBCターフの優先出走権を手に入れたが、現役を引退して種牡馬入りが決まった。



■ ラバリダーダ(LA VALIDAD)


 5月のGⅠクリアドーレスを勝利してBCディスタフの優先出走権を手に入れた。権利は行使せず、馬主は繁殖牝馬としての国外売却を希望している。



■ ビエホスティエンポス(VIEJOS TIEMPOS)


 5月のGⅠクルブ・イピコ・デ・サンティアゴを勝利してBCマイルの優先出走権を手に入れた。馬主は「BC出走は理にかなった選択」と述べ、出走のため渡米してニール・ドライスデール厩舎に入った。しかし、最近になって香港の馬主に売却されたとの報道があった。真偽は不明だが、もし本当ならばBCマイルは回避となるだろう。



■ オーラペルフェクタ(OLA PERFECTA)


 6月のGⅠパンプローナを勝利してBCフィリー&メアターフの優先出走権を手に入れた。しかし、馬主のアルフレード・チャミー氏は「遠征しない」と述べた。現在も渡米の報道がないことから、権利は行使されなかったと分かる。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)


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