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ハットトリック産駒のGⅠ2勝馬マカダミアが日本で繁殖牝馬に


マカダミア(Macadamia)
写真:Jockey Club Brasileiro https://www.jcb.com.br/home/noticias/298440/gp-margarida-polak-lara-macadamia-de-perdedora-a-campea-de-g1/

 ブラジルGⅠを2勝し、2020/21シーズンのブラジル最優秀2歳牝馬に選出されたハットトリック産駒のマカダミア(Macadamia)が、日本で繁殖牝馬となることが分かった。同馬を所有するスプリングフィールド牧場のアンドレー・ボフ氏が認め、7日にブラジル・スタッドブックが報じた。今後はアメリカへ渡って競走生活を続け、それから日本へ送られる予定である。


 マカダミアは父ハットトリック、母ユヌオートルエトワール、その父ノーザンアフリートという血統の3歳牝馬。2018年8月23日にブラジルのスプリングフィールド牧場で産まれた。スプリングフィールド牧場は2020年8月にハットトリックが亡くなった地である。



 今年4月17日のGⅡをデビュー戦に選んで5着となり、2戦目のGⅠジョアン・セシーリオ・フェハス(芝1500m - 2歳牝馬)では2着に入った。3戦目のGⅠマルガリーダ・ポラーク・ララ(芝1600m - 2歳牝馬)では鮮やかな差し切り勝ちをおさめ、初勝利がGⅠだっただけでなく、この勝利によって2020/21シーズンのブラジル最優秀2歳牝馬に選出された。


 3歳になってからはGⅠバラン・ヂ・ピラシカーバ(芝1600m - 3歳牝馬)で2着、前走のGⅠエンヒキ・ヂ・トーレド・ララ(芝1800m - 3歳牝馬)ではGⅠ2勝目をあげた。通算成績は5戦2勝。5戦すべてが重賞競走であり、2勝はいずれもGⅠである。


 マカダミアは13日に行なわれるサンパウロ地区のオークスであるGⅠヂアナ(芝2000m - 3歳牝馬)に出走を予定していたが、これを回避してアメリカに渡る。


■ GⅠマルガリーダ・ポラーク・ララ


■ GⅠエンヒキ・ヂ・トーレド・ララ


写真:Haras Springfield https://www.facebook.com/harasspringfield


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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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