• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

ジャストライクがGⅠエンヒキ・ポソーロでリベンジを果たす


写真:Jockey Club Brasileiro https://www.jcb.com.br/home/noticias/329374/gp-henrique-possolo-araras-blood-power-g1-just-like-uma-fantastica-candidata-a-coroa/

 2月13日、ブラジルのガヴェア競馬場でGⅠエンヒキ・ポソーロ(芝1600m - 3歳牝馬)が行なわれた。このレースはブラジルの1000ギニーにあたり、ブラジル牝馬3冠競走の第1戦目である。


 今年は14頭で争われた。1番人気に支持されたのは、昨年11月のGⅢを勝利したワイルドイヴェント産駒の⑦ジャストライク(Just Like)だった。2番人気は12月のGⅢでジャストライクに斜行で先着して優勝した⑭ラルヴィエール(La Louviere)、3番人気は前哨戦のGⅢを勝った⑪ジャスティスガール(Justice Girl)と、このレース3連覇を狙うアグネスゴールド産駒の2頭が続いた。


 ④ベカシニ(Bécassine)がハナを切った。ラルヴィエールが4番手を追走し、ジャストライクは馬群の中団で脚を溜めた。最後の直線に入ると、先に抜け出したラルヴィエールを、馬場の真ん中からブルーノ・ケイロス騎乗のジャストライクが末脚を伸ばして差し切った。2着に4 1/4馬身差をつける快勝でブラジル1000ギニー馬に輝いた。良馬場の勝ちタイムは1分33秒48で、これは同日に行なわれた2000ギニーよりも早かった。3着には⑧ジュディス(Judith)が入った。ジャスティスガールは5着だった。


 ジャストライクは父ワイルドイヴェント、母ビーチボール、その父プットイットバックという血統の3歳牝馬。2018年10月6日にブラジルのサンタ・マリア・ヂ・アラーラス牧場で産まれた。ワイルドイヴェントの最終世代に属し、母のビーチボールは現役時代にGⅢを勝利した。近親にはアルゼンチンの年度代表馬ヒーランズアウェイ(He Runs Away)がいる。


 2021年3月7日のデビュー戦を白星で飾ると、4戦目のGⅢアダイール・エイラス・ヂ・アラウージョ(芝1500m - 3歳牝馬)で重賞初勝利をおさめた。続くGⅢマリアーノ・プロコピオ(芝1600m - 3歳牝馬)では、ラルヴィエール、ジャスティスガールを倒して1着入線を果たしたものの、直線での斜行により3着降着となった。2022年の初戦となった今回で、改めて力の違いを見せつけた。通算成績は6戦3勝(重賞2勝)。


 ブラジルのオークスにあたる2冠目のGⅠヂアナ(芝2000m - 3歳牝馬)は、3月13日にガヴェア競馬場で行なわれる。距離延長はまったく問題ないだろう。目ぼしい対抗勢力もおらず、ジャストライクの2冠制覇が濃厚であるどころか、昨年のジャネールモネイ(Janelle Monae)に続く2年連続の3冠牝馬が誕生する可能性も充分にある。




 内容が面白かった・役に立ったという方は、ハートボタンのクリックや、SNSのフォロー、サポートなどをよろしくお願いします。HP運営のモチベーションにつながります。


----------

木下 昂也(Koya Kinoshita)

Twitter : @koyakinoshita24

G-mail : kinoshita.koya1024@gmail.com

サポート : https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/2SZ4IYFB3H2AB?ref_=wl_share