• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

2歳王者オセアーノアズールがブラジル2000ギニーを優勝


写真:Jockey Club Brasileiro https://www.jcb.com.br/home/noticias/329377/gp-estado-do-rj-araras-blood-power-g1-oceano-azul-abre-a-caminhada-para-ser-o-13o-triplice-coroado/

 2月13日、ブラジルのガヴェア競馬場でGⅠエスタード・ド・ヒオ・ヂ・ジャネイロ(芝1600m - 3歳)が行なわれた。このレースはブラジルの2000ギニーにあたり、ブラジル牡馬3冠競走の第1戦目である。


 今年は16頭で争われた。昨シーズンの最優秀2歳牡馬に選出された④オセアーノアズール(Oceano Azul)が、単勝1.5倍の圧倒的1番人気に推された。古馬相手のGⅠでも好走した実績を考えれば妥当な評価である。2番人気は2歳GⅠジュリアーノ・マルチンスを勝った⑮キープコジェール(Keep Koller)で6.4倍。以下、サンパウロのダービーで2着になったハットトリック産駒の⑬マキシマムドライヴ(Maximum Drive)、前哨戦のGⅢを勝利したアグネスゴールド産駒の⑥オンライン(Online)と続いた。


 ①パグリアーロ(Pagliaro)が1枠から押してハナを切った。人気どころではオンラインが内の、キープコジェールが外の4番手集団を追走し、その1列後ろにオセアーノアズールが控えた。直線に入ると、ウェスレイ・カルドーゾ騎乗のオセアーノアズールが馬場の真ん中から力強く抜け出し、後続の追い上げも封じて優勝した。良馬場の勝ちタイムは1分33秒80。2着には大外からもの凄い脚で追い込んだ⑦スウィートベイビージェームズ(Sweet Baby James)が入った。3着入線は⑧ジョンブル(John Bull)だったが、4着入線のマキシマムドライヴからの異議申し立てが認められ、着順が入れ替わった。


 オセアーノアズールは父フォレストリー、母ヴェジーニャ、その父チョクトーリッジという血統の3歳牡馬。2018年8月31日にブラジルのフィゲイラ・ド・ラゴ牧場で産まれた。半姉のイスケンタ(Ixquenta)はGⅢ勝ち馬である。


 2020年12月20日のデビュー戦を快勝すると、3戦目のGⅡコンヂ・ヂ・ハーズバーグ(芝1500m - 2歳)で重賞初制覇をおさめた。続くGⅠジョアン・アデマール・ヂ・アルメイダ・プラード(芝1600m - 2歳)も勝利し、2020/21シーズンのブラジル最優秀2歳牡馬に選出された。3歳に入ると、サンパウロの3冠競走には向かわず、マイルで古馬と戦う路線を進み、GⅠプレジデンチ・ダ・ヘプブリカ(芝1600m - 3歳以上)では3着と好走した。通算成績は8戦5勝(重賞4勝)。


 2冠目のGⅠフランシスコ・エドゥアルド・イ・リンネオ・エドゥアルド・ヂ・パウラ・マシャード(芝2000m - 3歳)は、3月13日にガヴェア競馬場で行なわれる。オセアーノアズールはマイルより長い距離を走ったことがないため、距離延長は厳しい戦いになるどころか、出走するかどうかも分からない。今回敗れた馬、別路線から来る馬にもチャンスがありそうだ。

 



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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