• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

アグネスゴールド産駒オンラインが大混戦となったブラジル2冠目を勝利


写真:Jockey Club Brasileiro https://www.jcb.com.br/home/noticias/332746/online-brilha-no-gp-francisco-e-e-linneo-e-de-paula-machado-araras-blood-power-g1/

 3月13日、ブラジルのガヴェア競馬場でGⅠフランシスコ・エドゥアルド・イ・リンネオ・エドゥアルド・ヂ・パウラ・マシャード(芝2000m - 3歳)が行なわれた。このレースはブラジル牡馬3冠の第2戦目にあたる。


 今年は15頭が出走予定だった。1冠目のGⅠエスタード・ド・ヒオ・ヂ・ジャネイロ(芝1600m - 3歳)を優勝したオセアーノアズール(Oceano Azul)が本命視されていたが、直前の調教後に歩様の乱れが見られたため、まさかの出走取消となった。もう1頭のGⅠ馬キープコジェール(Keep Koller)も取り消したため、GⅠ馬不在の13頭立てという大混戦と化した。


 レースは11番人気の⑫ジョレル(Jorel)が後続をやや離して逃げる展開となり、2番手には4頭が固まった。直線に入ると、中団から徐々にポジションを上げたウィルクリー・シャヴィエル騎乗の4番人気⑨オンライン(Online)が馬場の真ん中を力強く抜け出し、2着に2 1/2馬身差をつけて勝利した。良馬場の勝ちタイムは1分58秒45。2着にはジョレルが粘り、3着は進路取りに苦労した8番人気の⑧オリンピックララミー(Olympic Laramie)が入った。


「非常に嬉しい。今日のような瞬間があるからこそ、仕事にやりがいを感じられる。オンラインは我々にGⅠという大きなタイトルをもたらしてくれた。ウィルクリー・シャヴィエル騎手、ルイス・エステヴェス調教師、馬主であるスタッド・ヴェルヂに感謝と祝福を」と、オンラインを生産したエテルナメンチ・ヒオ牧場は述べた。


 オンラインは父アグネスゴールド、母ケブラヂブラーソ、その父ワイルドイヴェントという血統の3歳牡馬。2018年8月23日にブラジルのエテルナメンチ・ヒオ牧場で産まれた。全兄にはアメリカに移籍して勝利をあげたノーヴォソル(Novo Sol)が、近親にはブラジル3冠馬バルアバル(Bal A Bali)がいる。なお、昨年もこのレースをアグネスゴールド産駒のクーロエカミーチャ(Culo E Camicia)が勝利しており、アグネスゴールド産駒によるレース連覇となった。


 2021年2月21日にデビューし、2戦目で初勝利をあげた。続くGⅢマリオ・ヂ・アゼヴェード・ヒベイロも制して世代の主役候補となったが、2歳GⅠでは6着、5着と惨敗した。3歳になると、昨年12月のGⅢフレデリーコ・ラングレンを勝利して重賞2勝目をあげた。前走のGⅠエスタード・ド・ヒオ・ヂ・ジャネイロでは6着に敗れていたが、本命馬の離脱を活かしてGⅠ初勝利をおさめた。通算成績は10戦4勝(重賞3勝)。


 次走は4月10日にガヴェア競馬場で行なわれるブラジルのダービーGⅠクルゼイロ・ド・スル(芝2400m - 3歳)に向かう。今年のブラジル3歳牡馬は故障や移籍が重なって非常に層が薄いため、オンラインが勢いそのままにダービーを制覇する可能性は充分にある。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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