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サンパウロ・オークス馬オリンダドイグアスが日本の下河辺牧場に売却される


オリンダドイグアス(Olinda Do Iguassu)
写真:Jockey Club De São Paulo http://www.jockeysp.com.br/corridas/news_mostra.asp?id=8345

 4月13日、ブラジル・スタッドブックは2021年のGⅠヂアナ(芝2000m - 3歳牝馬)の勝ち馬オリンダドイグアス(Olinda Do Iguassu)が日本の下河辺牧場に売却されたと発表した。売却を仲介したのはファブリシオ・ブッフォーロ氏。


 オリンダドイグアスは父パイオニアリング、母バルミネス、その父アミゴーニという血統の3歳牝馬。2018年9月8日にブラジルのヒオ・イグアス牧場で産まれた。近親には2011年のGⅠヂアナを優勝するなどGⅠ3勝をあげたアルタヴィスタ(Alta Vista)がいる。



 2021年1月2日にサンパウロのシダーヂ・ジャルディン競馬場でデビューすると、2連勝でGⅢプレジデンチ・ジョゼー・アントニオ・パンプローナ・ヂ・アンドラーヂを勝利した。サンパウロ牝馬4冠競走に駒を進めたが、1冠目のバラン・ヂ・ピラシカーバではオリンピックラスパルマス(Olympic Las Palmas)の3着、2冠目のエンヒキ・ヂ・トレード・ララはマカダミア(Macadamia)の2着と、あと一歩届かなかった。しかし、オークスにあたる3冠目のGⅠヂアナでは、敗れた2頭がいずれも海外に移籍するという幸運にも恵まれ、1 1/2馬身差で勝利をおさめた。


 2022年3月の前走はガヴェア競馬場で行なわれたリオデジャネイロのオークスにあたるGⅠヂアナに出走したが、15頭立ての12着と大敗した。通算成績は10戦4勝(重賞3勝)。


 なお、アグネスゴールド産駒のオリンピックラスパルマス、ハットトリック産駒のマカダミア、そして今回のオリンダドイグアスと、サンパウロ3歳牝馬GⅠの勝ち馬はいずれも日本に送られた。香港に移籍したオルフェネグロ(Orfeu Negro)なども含めて、サンパウロ―アジアというパイプが太くなっている。


■ GⅠヂアナ



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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