• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

日本競馬……なんて素晴らしい!

この記事は2022年4月18日にブラジルの競馬メディア『ハイア・レヴィ(Raia Leve)』に掲載された"Turfe japonês... um espetáculo..."を翻訳・一部改編したものになります。元の記事を執筆したのはダーレー・ジャパンのスタッド・マネージャーを務めるブラジル人のフランシスコ・ランサ氏(Francisco Lança)です。

 

 日本競馬について話せるなんて嬉しいかぎりです。私は2017年よりダーレー・ジャパンで働いています。これまで多くの困難を経験しました。たとえば、家族と離れ離れになること、文化や言葉の違い、地震、吹雪、台風などです。しかし、仕事人としても人間としても成長できる素晴らしい機会であるのは間違いありません。


 馬の飼育面においてもレース面においても、日本競馬は常に私を驚かせてくれます。どちらに関しても高い競争力を有しており、物事はシンプルかつ効率的な方法で動かされています。経験、組織力、チームワークが違いを生み出している要因です。


 強調したいのが、チーム内だけではなく、競馬に携わるすべての人の中に、いつどんな時でも日本的な親切さ、つまり「おもてなし」の精神が根付いていることです。一例を挙げると、重賞競走を勝った馬主に主催者・関係者から贈られる記念品です。すべてが本当に信じられません。


 ダーレー・ジャパンの本部は北海道の南、太平洋に面した日高と呼ばれる地方にあります。ここで生産とプレトレーニングを行なっています。種牡馬の供用とノミネーションも行なっており、日本で登録されている多くの繁殖牝馬を扱っています。


 ダーレー・ジャパンのトレーニングセンターは茨城県と岡山県の2ヶ所にあります。前者は美浦トレセンに、後者は栗東トレセンに所属する馬の調教のサポートを行なっています。


 馬の輸送には3種類の馬運車が使われます。


 1つ目は「カイシャ(Caixa)」。これは中小の馬主がよく使います。箱は移動式であり、必要なときにクレーンでトラックに積むことができるため、馬の輸送以外の用途にも使われます。


 2つ目は「ボックス(Box)」。これはブラジルと同じで、短い距離の輸送に使われます。


 3つ目は「ブロック(Block)」。長距離輸送で使われます。JRAはこれをレース時の輸送に使っており、馬の所有者は馬運車代を支払う必要がありません。


 以下の動画では、北海道での我々の仕事が紹介されています。ぜひご覧ください。



 最後に、日本で働くようになって私が感銘を受けた日本語を教えます。「やればできる、頑張ろう!」です。ポルトガル語では"Você consegue se tentar, faça seu melhor!"と言います。


DARLEY JAPAN Stud Manager / Francisco Lança



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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