• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

最下位人気のプリメータがGⅠホベルト・イ・ネルソン・セアブラで波乱を起こす


プリメータ(Purimeta)
写真:Jockey Club Brasileiro https://www.jcb.com.br/home/noticias/346514/gp-roberto-e-nelson-seabra-haras-anderson-atropelada-irresistivel-de-primeta/

 6月25日、ブラジルのガヴェア競馬場でGⅠホベルト・イ・ネルソン・セアブラ(芝2000m - 3歳以上牝馬)が行なわれた。このレースはブラジルの最強牝馬を決める戦いである。


 今年は10頭が出走した。3戦連続でGⅠ2着の②ハイワイヤー(High Wire)、重賞4勝の①ザシスター(The Sister)、前哨戦のGⅡを勝った⑤ジャスティスガール(Justice Girl)、ブラジルのオークスにあたるGⅠヂアナ(芝2000m - 3歳牝馬)を豪快な末脚で勝利した⑦ルックオブラヴ(Look Of Love)と、1~4番人気をアグネスゴールド産駒が独占した。


 好スタートを決めた③タジーマ(Tagima)がハナを切り、2番手にサンパウロのGⅠ馬⑩デウザが続いた。ハイワイヤーが3番手、ジャスティスガールは5番手となり、ルックオブラヴはちょうど真ん中のポジション、ザシスターは後ろから3頭目を追走した。直線ではデウザが抜け出し、前走に続いてGⅠ連勝かと思われたが、直線に差し掛かったところでは最後尾にいたヴァルドミーロ・ブランディー騎乗の最下位人気⑨プリメータ(Primeta)が大外からもの凄い末脚を発揮し、ゴール寸前でデウザをとらえて優勝した。良馬場の勝ちタイムは2分1秒61。期待されたアグネスゴールド勢はジャスティスガールが3着に入るのがやっとで、他は散々な結果に終わった。


 プリメータは父イルドージェ、母ジョリーマックス、その父ミスターフリッツという血統で、内国産馬ケネチコ(Kenetico)の4S×3Dというインブリードを持つ3歳牝馬。2018年9月20日にブラジルのレッド・ハファ牧場で産まれた。


 ビリ人気だったのも納得の戦績である。2021年6月13日にデビューしたが、初勝利をあげるまでに6戦を要した。しかも、その初勝利が4月24日の前走だったのである。6戦1勝の未勝利を勝ったばかりの馬が、ブラジル牝馬の頂点を争うレースを優勝するという大波乱が起こった。通算成績は7戦2勝(重賞1勝)。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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