インエッセンスがGⅠマジョール・ズッコーを連覇、短距離女王の座を保持


インエッセンス(In Essence)
写真:Jockey Club Brasileiro https://www.jcb.com.br/home/noticias/346548/em-seu-bi-no-gp-major-suckow-haras-niju-g1-in-essence-confirma-ser-a-melhor-velocista-do-brasil/

 6月25日、ブラジルのガヴェア競馬場でGⅠマジョール・ズッコー(芝1000m - 2歳以上)が行なわれた。ブラジルには1000mのGⅠが2つあり、シダーヂ・ジャルディン競馬場で行なわれるGⅠA.B.C.P.C.C.は直線芝1000mだが、このマジョール・ズッコーはコーナーありの芝1000mである。


 9頭が参戦してきたが、実質2頭の一騎打ちと見られた。昨年の覇者で、短距離では無類の強さを誇るワイルドイヴェント産駒の4歳牝馬③インエッセンス(In Essence)と、デビューから無傷の5連勝でGⅠA.B.C.P.C.C.(芝直1000m - 2歳以上)を制した3歳牝馬の新星⑧オリアーナドイグアス(Oriana Do Iguassu)である。人気はインエッセンスが2.1倍、オリアーナドイグアスが1.9倍となった。


 レースはオリアーナドイグアスがハナを切り、⑨アデーガジップ(Adega Zip)が2番手につけた。インエッセンスは内の4番手で脚を溜めた。直線に入ると、ブルーノ・ケイロス騎乗のインエッセンスが楽な手応えで空いたスペースから抜け出し、力の違いを見せつけるように後続に2 1/2馬身差をつけて勝利した。良馬場の勝ちタイムは58秒85。1番人気のオリアーナドイグアスはゴール前で②オーヴェラート(Overath)にも交わされて3着に敗れた。


 インエッセンは父ワイルドイヴェント、母ヘケブラ、その父プットイットバックという血統の4歳牝馬。2017年7月27日にブラジルのサンタ・マリア・ヂ・アラーラス牧場で産まれた。母のヘケブラ(Requebra)は2008年のGⅠマジョール・ズッコーの勝ち馬であり、親仔制覇となった。


 2020年6月21日のデビュー戦を白星で飾ると、連勝でGⅢコスタ・フェハス(芝1000m - 3歳以上牝馬)を勝利した。デビューしてから11戦すべてでガヴェア競馬場の1000mを走って8勝、重賞6勝をあげている。前走のGⅢイポドロモ・ダ・ガヴェア(芝1000m - 2歳以上)は記録上は7着だが、不運な斜行・降着によるものであり、入線は1着だった。マジョール・ズッコーは昨年に引き続いての連覇となった。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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