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ジョレルがGⅠマチアス・マッハラインで前走の雪辱を果たす


ジョレル(Jorel)
写真:Jockey Club Brasileiro https://www.jcb.com.br/home/noticias/353188/jorel-um-show-na-copa-abcpcc-classica-matias-machline/

 8月7日、ブラジルのガヴェア競馬場でGⅠマチアス・マッハライン(芝2000m - 4歳以上)が行なわれた。


 ヘイドカマローチ(Rei Do Camarote)が取り消し、9頭立てとなった。6月に行なわれたGⅠブラジルの2, 4, 6, 8, 9, 10着馬が出走したため、そのときの再戦の様相を呈した。1番人気には今年のダービー馬②シュガーダディー(Sugar Daddy)が支持された。別路線組では、連勝でGⅢを勝った①ジャングルキング(Jungle King)にチャンスがありそうだった。


 4番人気の⑦ジョレル(Jorel)がいつものようにハナを切った。2番手には2021年のダービー馬②オリンピッククレムリン(Olympic Kremlin)がつけ、3番手にシュガーダディーが続いた。2番人気のオンライン(Online)は中団やや後ろからの競馬となった。直線に入ってもレアンドロ・エンヒキ騎乗のジョレルの脚はまったく衰えず、オンラインの追い上げを1 3/4馬身差で封じて勝利した。良馬場の勝ちタイムは1分59秒31。3着にはオリンピッククレムリンが粘った。


 ジョレルは父クロノス、母ベルタピット、その父タピットという血統の4歳牡馬。2018年7月22日にブラジルのアンデルソン牧場で産まれた。父のクロノスは2021/22シーズンの最優秀内国産種牡馬に選出され、GⅠは今回が初勝利である。


 2021年6月21日にデビューし、3戦目で初勝利をあげた。その後は苦戦が続き、3冠競走2戦目のGⅠフランシスコ・エドゥアルド・イ・リンネオ・エドゥアルド・ヂ・パウラ・パシャ―ドで2着になったものの、勝ち星をあげることはできなかった。だが、5月29日のGⅡドウトール・フロンチンをまんまと逃げ切り、重賞初制覇をおさめた。前走はブラジル最大の競走GⅠブラジルに出走して8着だったが、見事にそのときのリベンジを果たした。通算成績は12戦3勝(重賞2勝)。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)


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Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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