• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

最低人気パヴァンがGⅠジョッキー・クルブ・ヂ・サンパウロでまさかの差し切り勝ち


パヴァン(Pavão)
写真:Jockey Club de São Paulo http://www.jockeysp.com.br/corridas/news_mostra.asp?id=8937


 10月8日、ブラジルのサンパウロにあるシダーヂ・ジャルヂン競馬場でGⅠジョッキー・クルブ・ヂ・サンパウロ(芝2000m - 3歳)が行なわれた。このレースはサンパウロ4冠競走の第2戦となっている。


 1冠目イピランガの勝ち馬ラダリオ(Ládario)が香港に売却されたため回避。世代No.1のロンドンムーン(London Moon)は12日のリオデジャネイロのGⅠに出走するため不在。大混戦の10頭立てとなった。イピランガで2着だった⑤プレードイグアス(Play Do Iguassu)が2.70倍で1番人気に支持された。


 ③ヌレイエフボーイ(Nureyev Boy)が後続を離して逃げ、プレードイグアスと⑩イルーシヴコヴィック(Elusive Kovic)が2番手につけた。直線に入ってもヌレイエフボーイは止まらずこのまま逃げ切るかと思われたが、残り400m過ぎから外に逃避してしまった。ぽっかり空いた内から①パヴァン(Pavão)と⑦ドラウテック(Drautec)が抜け出し、この2頭の争いはクビ差でフェルナンド・ラホーキ騎乗のパヴァンに軍配が上がった。10頭立ての10番人気という伏兵である。良馬場の勝ちタイムは2分1秒53。3着にはヌレイエフボーイが粘った。



 パヴァンは父ドロッセルマイヤー、母ビトラン、その父パブリックパースという血統の3歳牡馬。2019年9月18日にブラジルのエテルナメンチ・ヒオ牧場で産まれた。3代母のヴェリーニャ(Verinha)はGⅠ2勝の名牝である。


 2022年5月21日にデビューし、3戦目で初勝利をあげた。その後はリステッド競走で6頭立ての4着、特別競走で6頭立ての3着と凡走した。重賞未勝利どころかこれが重賞初挑戦という最低人気馬が、力強い末脚で大混戦を断ち切った。通算成績は6戦2勝(重賞1勝)。


 生産者であるエテルナメンチ・ヒオ牧場は Instagram にて「素晴らしい勝利だった。我々の友人や顧客に感動を与えることができて嬉しい。フェルナンド・ラホーキ騎手の騎乗、ワルテル・ロピス調教師の管理のおかげで、所有者であるバヘイロがトロフィーを掲げることができた。我々の牧場を信頼してくれた人々に心から感謝したい」と述べた。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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