• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

女性写真家の馬がヒオ・グランド・ド・スル州最大の競走GⅡベント・ゴンサルヴィスを制す

 11月19日、ブラジルのヒオ・グランド・ド・スル州ポルト・アレグリにあるクリスタル競馬場でGⅡベント・ゴンサルヴィス(ダ2400m - 3歳以上)が行なわれた。このレースは1909年から始まった歴史ある競走であり、同州最大の競走となっている。


 13頭立てが予想されていたが、⑬オリンピックルーアン(Olympic Luan)が回避して12頭立てとなった。GⅠ馬の⑤ライオネルザベスト(Lionel The Best)が2.70倍で1番人気に支持された。


 1周目のスタンド前の直線は各馬横に広がり、①グランダンズドリーム(Grandão's Dream)がハナを切った。2番手の内に③ゴーストブレイカーズ(Ghost Breakers)がつけ、その外を⑪オリンピックリンクトイン(Olympic Linkedin)が追走した。1番人気のライオネルザベストは中団の内でレースを運んだ。


 向こう正面でオリンピックリンクトインが先頭を奪ったが、後方2番手にいた⑨モーロドケンタッキー(Moro Do Kentucky)が3コーナー手前で2番手までまくってくるなど入れ替わりの激しい展開となった。4コーナーでは後方にいた⑦エルコセチェーロ(El Cosechero)がさらにまくって先頭に並びかけた。


 アントニー・ヘナン騎乗の2番人気エルコセチェーロは直線でも勢いを保ち、2着の⑫クイーンオブクラブス(Queen Of Clubs)に1 1/4馬身差をつけて勝利した。良馬場の勝ちタイムは2分39秒60。3着には⑧ロッキーフォン(Rocky Fon)が入り、1番人気のライオネルザベストは8着に沈んだ。



 エルコセチェーロは父アルコラーノ、母ベアトリクス、その父リンガーリという血統の5歳牡馬。2017年9月19日にブラジルで産まれた。馬主兼生産者であるファビアーニ・ヂ・マットスさんは女性写真家でもある。ブラジル・スタッドブックの種牡馬カタログの写真を撮影するなど活躍している。


 2020年4月24日にデビューし、11月6日の5戦目で初勝利をあげた。2勝目をあげるまでに約1年を要したが、昨年のGⅡベント・ゴンサルヴィスで5着になると、その後はクリスタル競馬場で3連勝。4連勝で重賞初制覇を果たし、いっきにヒオ・グランド・ド・スル州の頂点に輝いた。通算成績は18戦6勝(重賞1勝)。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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