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  • 木下 昂也(Koya Kinoshita)

パラナー州最大の競走GⅢパラナーはダート王者コペンハーゲンが貫録勝ち


コペンハーゲン(Kopenhagen)
写真:Karol Loureiro https://jcb.com.br/home/noticias/370103/kopenhagen-bicampeao-do-gp-parana-g3/


 12月4日、ブラジルのパラナー州クリチーバにあるタルマン競馬場でGⅢパラナー(ダ2000m - 3歳以上)が行なわれた。


 このレースはパラナー州最大の競走となっている。1942年にグアビロトゥーバ競馬場で開幕し、1955年よりタルマン競馬場に移った。2013年まではGⅠだったが、2014,15年の休止を経て、2016年からGⅢとして開催されている。



 今年は7頭で争われた。今年のパラナー・ダービーを11馬身差で勝った4歳馬①サイラスストーム(Cyrus Storm)が2.20倍で1番人気に支持された。昨年このレースを19馬身差で圧勝してブラジル最優秀ダート馬に選出された②コペンハーゲン(Kopenhagen)が2.50倍で続いた。


 サイラスストームが最内枠を活かしてハナを切ろうとした。しかし、最初のコーナーを回ったところで⑦エルキン(El Kin)が先頭を奪ってレースを引っ張った。サイラスストームは2番手に控え、それを見る形でコペンハーゲンが3番手を追走した。


 3コーナーから4コーナーにかけてコペンハーゲン早くも先頭に立った。サイラスストームも抵抗したが直線半ばで息切れしてしまい、エンデルソン・フェルナンヂス騎乗のコペンハーゲンがそのまま押し切って勝利した。重馬場の勝ちタイムは2分7秒21。


 勝ち馬から3馬身差の2着には中団から伸びた4番人気の④ドラウテック(Drautec)が入った。そこからさらに3 1/2馬身差の3着は後方から追い込んだジョアン・モレイラ騎乗の3番人気⑤カンペランダ(Campelanda)だった。サイラスストームは4着まで後退した。



 コペンハーゲンは父ミッドシップマン、母レフトハンディッド、その父ヴェットーリという血統の6歳牡馬。2016年9月24日にブラジルのスプリングフィールド牧場で産まれた。


 2019年4月25日にタルマン競馬場でデビューし、これを白星で飾った。翌年にはデルビー・パラナエンシ(ダ2000m - 3歳)を勝利してパラナー州のダービー馬となったが、GⅢパラナーでは5着に敗れた。


 2021年からは絶好調。10戦して7勝2着3回と連対率は100%で、重賞を5勝している。昨年のこのレースは2着に19 1/4馬身もの大差をつけて勝利し、2021/22シーズンのブラジル最優秀ダート馬に輝いた。


 ダート王者が貫録の勝利でレース連覇を達成したわけだが、連覇は1995,96年と勝利したソフトゴールド(Soft Gold)以来26年ぶり史上3頭目の快挙である。ブラジル・スタッドブックはコペンハーゲンを『ミステル・パラナー(ミスター・パラナー)』と称した。通算成績は26戦14勝(重賞5勝)。 




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

Twitter : @koyakinoshita24

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Mail : kinoshita.koya1024@gmail.com

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