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ツイストアンドシャウトがブラジル1000ギニーで大波乱を演出、牝馬路線のエースに


ツイストアンドシャウト(Twist And Shout)

 2月12日、ブラジルのリオデジャネイロにあるガヴェア競馬場でGⅠエンヒキ・ポソーロ(芝1600m - 3歳牝馬)が行なわれた。このレースはブラジルの1000ギニーにあたり、ブラジル牝馬3冠競走の初戦である。


 ⑩ビアリッツ(Biarritz)が取り消したものの、16頭が出走する大にぎわいの1戦となった。GⅠ馬2頭を含めて重賞馬が5頭と、一見するとメンバーがそろったように見える。だが、実際は確固たる本命馬のいない大混戦となった。


 ハットトリック産駒⑤リブラ(Libra)が3.7倍の1番人気に支持された。重賞未勝利の1勝馬だが、ここまで3戦して連対率100%と安定感がある。鞍上にジョアン・モレイラ騎手を用意した①イスクラマサン(Exclamação)が2番人気となった。前走は今回と同じ条件で行なわれた条件戦を6 3/4馬身差で完勝した。


 以下、デビューから無傷の3連勝で前哨戦のGⅢホジェール・グエドンを勝った⑭リーガルネメシス(Regal Nemesis)が7.5倍、重賞好走歴のある④ルミノシダー(Luminosidad)が7.8倍、ダートの前走を10 3/4馬身差で圧勝したGⅠバラン・ヂ・ピラシカーバの勝ち馬⑪エンポデラーダ(Empoderada)が9.7倍と続いた。ここまでが1桁人気となった。



 ⑦プラセンプリ(Pra Sempre)がハナを切り、リーガルネメシスが2番手につけた。しかし、400mを過ぎたところで外から⑰ラヴタッチ(Love Touch)が先頭を奪ってレースを引っ張った。1番人気のリブラは中団の内を追走した。


 直線では16頭が横いっぱいに広がっての追い比べとなった。道中は中団やや後ろの外目を追走していたアレシャンドリ・コヘイア騎乗の⑬ツイストアンドシャウト(Twist And Shout)が内に切れ込みながら末脚を伸ばすと、あっという間に先頭に躍り出た。後続はついて来れず、ツイストアンドシャウトがそのまま1着でゴール板を駆け抜けた。重馬場の勝ちタイムは1分37秒30。


 3 3/4馬身差の2着には⑥レディーローズ(Lady Rose)が入った。そこからさらに1馬身差の3着は⑨ピーナボシュ(Pina Bausch)だった。戦前の混戦模様を象徴するように、12番人気、14番人気、9番人気の決着という大波乱が起こった。1番人気のリブラは15着と大敗した。



 ツイストアンドシャウトは父プットイットバック、母アイスクリーム、その父アイカランバという血統の3歳牝馬。2019年8月7日にブラジルのドシ・ヴァリ牧場で産まれた。半兄には2022年のブラジル・ダービーを勝利したシュガーダディー(Sugar Daddy)がいる。


 2022年4月17日にデビューし、2戦目で初勝利をあげた。その後はGⅠで7着、GⅡで4着、GⅢで4着と振るわなかった。1勝馬であること、重賞未勝利であることから人気はなかったが、混戦を断ち切って3歳牝馬路線のエースに名乗りをあげた。通算成績は6戦2勝(重賞1勝)。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

【Twitter】 @koyakinoshita24

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【Mail】 kinoshita.koya1024@gmail.com

Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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