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ダート重賞2勝のアメリカンティズがブラジルのマングルーリョ牧場で種牡馬入り


写真:Jockey Club Brasileiro / Sylvio Rondinelli https://jcb.com.br/home/noticias/260445/em-bela-direcao-de-bruno-reis-american-tiz-leva-o-gp-professor-nova-monteiro-g3/

 ブラジルのダート重賞を2勝したアメリカンティズ(American Tiz)が現役を引退し、今年からブラジルのサンタアナ・ド・リヴラメントにあるマングルーリョ牧場で種牡馬入りすることが分かった。ブラジル・ジョッキークラブが報じた。


 マングルーリョ牧場は、ヂオニシオ・ラエルシ・ペレイラ・ダ・クルス氏が運営する生産牧場である。アメリカンティズと種付けされた繁殖牝馬は、同じくサンタアナ・ド・リヴラメントにあるミヌアーノ牧場で繋養される。父ファーストアメリカンの血を伝える内国産種牡馬としての活躍が期待される。



 アメリカンティズは父ファーストアメリカン、母ティズクラッシー、その父ティズナウという血統の8歳牡馬。2015年9月1日にブラジルのパウロ・ネリ・ヂ・リマ・ベルガーモ氏が生産した。


 2018年4月7日にデビューし、翌年3月19日の6戦目でようやく初勝利をあげた。主にダート路線で活躍し、2020年8月23日にガヴェア競馬場で行なわれたGⅢプロフェソール・ノーヴァ・モンテイロで重賞初制覇をおさめた。


 圧巻だったのは同年11月13日にクリスタル競馬場で行なわれたリオ・グランデ・ド・スル州最大の競走GⅡベント・ゴンサルヴィスである。公式記録で2着に27馬身もの大差をつける圧勝をおさめた。


 2021年以降もダートを主戦場に安定して結果を残した。12戦して8勝、一度も3着以内を外さなかった。2022年6月9日にクリスタル競馬場で行なわれた特別競走を5 1/2馬身差で快勝し、これがラストランとなった。通算成績は34戦14勝(重賞2勝)。


■ GⅡベント・ゴンサルヴィス



Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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