top of page

2022/23シーズンにおけるガヴェア競馬場のレースレーティングが発表

 7月20日、ブラジル・ジョッキークラブが2022/23シーズンにおけるガヴェア競馬場の重賞競走のレーティングを発表した。各レースの上位4頭がシーズン内で獲得した最高レーティングを平均したものが、レースレーティングとなる。


 重賞競走には推奨(基準)レーティングが定められている。GⅠの場合はレーティング110、GⅡの場合は107、GⅢの場合はレーティング105、リステッドの場合はレーティング100が推奨値となる。牝馬限定の重賞競走の場合は、それぞれの値からマイナス5した値が基準となる。



 2022/23シーズンにおいてもっとも高いレーティングを獲得したレースは、2023年2月12日に開催されたGⅠエスタード・ド・ヒオ・ヂ・ジャネイロ(芝1600m - 3歳)である。このレースはブラジル3冠競走の初戦であり、ブラジルの2000ギニーにあたる。


 勝ち馬のロンドンムーン(London Moon)が115、2着のラプターズ(Raptor's)が115、3着のウシュアイアイビーザ(Ushuaia Ibiza)が113、4着のクワンティファイ(Quantify)が113となり、(115+115+113+113)÷4=114が与えられた。上位4頭はいずれも後にGⅠ馬となったことから、確かにハイレベルな1戦だった。



 GⅠ競走の中で、1つだけ推奨値を下回ったレースがあった。それが、2023年4月16日に行なわれたGⅠクルゼイロ・ド・スル(芝2400m - 3歳)である。このレースはブラジル3冠競走の最終戦であり、ブラジルのダービーにあたる。


 勝ち馬のラプターズは115だったものの、2着のトゥーサーウィズラヴ(To Sir With Love)が109、3着のラグナルロズブローク(Ragnar Lodbrok)が101、4着のリメイラが108と低迷した。ブラジル・ダービーにもかかわらず、レースレーティングは108.2と推奨値を下回った。


 レースレーティングの一覧は以下のリンクから閲覧することができる。


https://www.jcb.com.br/imagens/2023/07/22-23.pdf



Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

  • X
  • Instagram
  • スレッド
  • note
  • Amazon
  • Ko-fi

CATEGORY

bottom of page