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サンパウロGⅠ牝馬サンオブヒルを貝本隆三氏が購入、アメリカで現役続行予定


サンオブヒル(Sun Of Hill)
写真:Jockey Club de São Paulo / Porfírio Menezes http://www.jockeysp.com.br/corridas/news_mostra.asp?id=16460

 10月8日にブラジルのサンパウロにあるシダーヂ・ジャルヂン競馬場で行なわれたサンパウロ牝馬4冠競走の2戦目GⅠエンヒキ・ヂ・トレード・ララ(芝1800m - 3歳牝馬)を勝ったサンオブヒル(Sun Of Hill)が、外国の馬主に売却された。サンパウロ・ジョッキークラブが報じた。


 サンパウロ・ジョッキークラブによると、売却先は「マカダミア(Macadâmia)と同じ馬主」とのことである。つまり、日本の貝本隆三氏(R Unicorn Stable / KRジャパン)である。売却は11月初めに決まった。


 サンオブヒルは、11月11日にシダーヂ・ジャルヂン競馬場で行なわれる牝馬4冠競走の3戦目、サンパウロのオークスにあたるGⅠヂアナ(芝2000m - 3歳牝馬)に出走予定だった。しかし、売却によって回避となる。今後はアメリカに渡り、アメリカで競走生活を続ける予定である。


 サンオブヒルの売却により、サンパウロの有力3歳馬はすべて外国に売却された。牡馬1冠目の勝ち馬サマーセット(Summerset)と2冠目の勝ち馬ラックイズバック(Luck is Back)は香港に、牝馬1冠目のファ―フライング(For Flying)は南アフリカに渡ることがすでに決まっている。



 サンオブヒルは父キャメロットキトゥン、母ポジターノ、その父ファーストアメリカンという血統の3歳牝馬。2020年8月17日にブラジルのモーホ牧場で産まれた。


 父キャメロットキトゥンの初年度産駒に属す。ハットトリック産駒の半姉であるロイヤルプレスティージ(Royal Prestige)は、GⅢプレジデンチ・ジョゼー・アントニオ・パンプローナ・ヂ・アンドラーヂ(芝1300m - 2歳牝馬)を繰り上がりで優勝した。


 2023年5月5日にデビューし、2戦目で初勝利をあげた。2歳時は3戦して1着1回・2着2回という成績だった。


 3歳時は3戦して勝ち星に恵まれなかった。しかし、9月16日のリステッド競走(ダ1900m - 3歳以上)で未勝利戦以来4ヶ月ぶりの勝利をおさめると、勢いに乗ってGⅠエンヒキ・ヂ・トレード・ララを3 1/2馬身差で快勝した。通算成績は8戦3勝(重賞1勝)。





■ GⅠエンヒキ・ヂ・トレード・ララ



Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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