• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

素質馬イナダマスがナシオナル・リカルド・リオンでようやくのGⅠ制覇


写真:Haras Don Alberto(@HarasDonAlberto) https://twitter.com/HarasDonAlberto/status/1444835266175373316

 10月3日、チリのサンティアゴ競馬場でGⅠナシオナル・リカルド・リオン(芝2000m - 3歳)が行なわれた。


 9頭立てとなった。GⅠアルベルト・ビアル・インファンテ(芝1600m - 2歳)の勝ち馬①ロイヤルラック(Royal Luck)が1番人気に支持された。前哨戦のGⅢルイス・コウシーニョ(芝2000m - 3歳)を制した⑧エルメンタリスタ(El Mentalista)が2番人気、GⅠポージャ・デ・ポトリージョス(芝1700m - 3歳)の勝ち馬⑥フィグレッティ(Figureti)が3番人気と続いた。


 レースを制したのは、オスカル・ウジョア騎乗の4番人気⑤イナダマス(Y Nada Más)だった。道中は2,3番手の内で脚を溜めると、逃げた僚馬の③ススピラミアモール(Suspira Mi Amor)が作ってくれたスペースを抜け出し、2着⑦ガンベレッティ(Gamberetti)に2 3/4馬身差をつけて優勝した。良馬場の勝ちタイムは1分59秒04。3着にはロイヤルラックが入った。


 オスカル・ウジョア騎手は2011年のウマイヤド(Omayad)以来このレース2勝目。管理するパトリシオ・バエサ調教師は2016年のブリージョデソル(Brillo De Sol)からの6連覇となった。また、牝馬によるこのレースの優勝は、2015年のワピ(Wapi)以来6年ぶりである。


 イナダマスは父コンスティテューション、母ジャノマス、その父プラウドシチズンという血統の3歳牝馬。生産、所有共にドン・アルベルト牧場。遠戚に2019年の南米王者ジャプリモ(Ya Primo)がいる。


 今年4月1日のデビュー戦から無傷の3連勝で重賞を2勝し、この世代の牝馬の主役と見なされた。しかし、6月25日のGⅠアルトゥーロ・リオン・ペーニャ(芝1600m - 2歳牝馬)では、単勝1.40倍の圧倒的1番人気に支持されるもヴィータダマンマの2着に敗れた。前走のGⅠポージャ・デ・ポトランカス(芝1700m - 3歳牝馬)でも超良血馬キリキーナ(Kirikina)の前に屈した。今回が初めての牡馬との対戦となったが、ようやく歯がゆい結果に終止符を打った。通算成績は6戦4勝(重賞3勝)。


 次走は10月31日にサンティアゴ競馬場で行なわれるGⅠエル・エンサージョ(芝2400m - 3歳)になるだろう。距離はさらに400m伸びるが、再びの牡馬撃破を狙う。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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