• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

アルトゥーロ・ビダル生産・所有のヴィータダマンマがGⅠ3勝目をあげる


写真:Hípica Global Noticias https://hipicaglobal.com/noticias/chile/vita-da-mamma-la-mejor-de-todas-al-ganar-el-clasico-alberto-solari-magnasco/

 10月30日、チリのチレ競馬場でGⅠアルベルソ・ソラーリ・マグナスコ(ダ2000m - 3歳牝馬)が行なわれた。


 インディアンストーリー(Indian Story)とラカピクア(La Capicua)が取り消し、8頭立てで争われた。芝とダートのGⅠを1勝ずつした⑦ヴィータダマンマ(Vita Da Mamma)、2歳GⅠの勝ち馬②ミシアネーナ(Misia Nena)、前哨戦のGⅡを快勝した⑧ノルウィジャンクイーン(Norwegian Queen)が上位人気を構成した。


 ⑩ローグネーション(Rogue Nation)が大外枠から果敢にハナを主張した。ミシアネーナが3,4番手、ヴィータダマンマが5番手、ノルウィジャンクイーンが6,7番手という隊列になった。直線では粘るローグネーションとミシアネーナに、道中リズム良く進んだゴンサロ・ウジョア騎乗のヴィータダマンマが襲いかかり、残り100mのところで2頭を交わした。良馬場の勝ちタイムは2分8秒93。1 1/4馬身差の2着にミシアネーナが入り、3着にはローグネーションが粘った。1番人気のノルウィジャンクイーンは6着に沈んだ。


「非常に幸せである。ヴィータダマンマのことを誇りに思うし、こんなにも多くの喜びを与えてくれて感謝している。我々の夢を現実にしてくれるチームにも感謝したい」と、イルカンピオーネ牧場の責任者であり、アルトゥーロ・ビダルのいとこであるカルロス・アリアーガ氏は自身のインスタグラムで喜びを露わにした。


 ヴィータダマンマは父シーキングザダイヤ、母テスタルダーラ、その父ストゥーカという血統の3歳牝馬。生産はイル・カンピーネ牧場、馬主はアルビダルということで、この馬はサッカー・セリエAのインテルに所属するアルトゥーロ・ビダルの生産・所有馬である。


 3月15日のデビュー戦を勝利後は、重賞で3着、4着と歯がゆい結果が続いた。しかし、6月25日のGⅠアルトゥーロ・リオン・ペーニャ(芝1600m - 2歳牝馬)で重賞初制覇をGⅠで飾った。その後はダートに主戦場を移し、GⅠ1000ギニー(ダ1600m - 3歳牝馬)を優勝。前走のGⅠグラン・クリテリウム(ダ1900m - 3歳)では牡馬の壁に跳ね返されて7着と惨敗したが、牝馬同士のここでは力が違った。通算成績は8戦4勝(重賞3勝)。


 次走については2択である。11月のGⅠセントレジャー(ダ2200m - 3歳)で再び牡馬に挑むか、12月にサンティアゴ競馬場で行なわれるGⅠラス・オークス(芝2000m - 3歳牝馬)で芝に戻るかである。今年の3歳牝馬ダート路線はややレベルが低いため、セントレジャーで牡馬を負かすのは難しいだろう。しかし、芝路線にもイナダマス(Y Nada Más)という強敵がいるため、どちらを選んでも厳しい戦いになるのは免れない。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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