• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

シーキングザダイヤ産駒ヴィータダマンマがGⅡで古馬を撃破


写真:@FOTOOFICIALCH

 11月27日にチリのチレ競馬場で行なわれたGⅡアラス・デ・チレ(ダ2000m - 3歳以上牝馬)は、ゴンサロ・ウジョア騎乗の1番人気⑤ヴィータダマンマ(Vita Da Mamma)が勝利した。好スタートから内の3,4番手を確保すると、直線では外に持ち出されて後続をぐんぐん突き放していった。終わってみれば、逃げた2着の④ローグネーション(Rogue Nation)に7馬身差をつける圧勝だった。良馬場の勝ちタイムは2分5秒51。勝ち馬から10馬身離れた3着には2番人気の⑩ミシナネーナ(Misia Nena)が入った。


 ヴィータダマンマは父シーキングザダイヤ、母テスタルダーラ、その父ストゥーカという血統の3歳牝馬。生産はイル・カンピーネ牧場、馬主はアルビダルということで、この馬はサッカー・セリエAのインテルに所属するアルトゥーロ・ビダルの生産・所有馬である。


 3月15日にデビューし、今回の勝利で通算成績を9戦5勝とした。アルトゥーロ・リオン・ペーニャ(芝1500m - 2歳牝馬)、1000ギニー(ダ1600m - 3歳牝馬)、アルベルト・ソラーリ・マグナスコ(ダ2000m - 3歳牝馬)とGⅠ競走を3勝しており、芝とダートの二刀流の活躍を見せている。12月4日のGⅠセントレジャー(ダ2200m - 3歳)で牡馬と対戦するのではなく、初めてとなる古馬との対決を選んだわけだが、7kgの斤量差を活かして難なく突破してみせた。


 次走については、12月にサンティアゴ競馬場で行なわれるGⅠラス・オークス(芝2000m - 3歳牝馬)に出走するか、翌年1月にバルパライソ競馬場で行なわれるGⅡコパ・ジャクソン(芝1900m - 3歳)をステップに、2月に同競馬場で行なわれるGⅠエル・デルビー(芝2400m - 3歳)に挑むかのいずれかが濃厚である。馬主アルトゥーロ・ビダルにとって2015年イルカンピオーネ以来となる2度目のダービー制覇が視界に入った。