• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

チリ・セントレジャーは12番人気の伏兵ニィケンセが勝利


写真:Haras Don Alberto(@HarasDonAlberto) https://twitter.com/HarasDonAlberto/status/1467285027557937162

 12月4日、チリのチレ競馬場でGⅠセントレジャー(ダ2200m - 3歳)が行なわれた。1886年に始まったチリ伝統のレースであり、チレ競馬場4冠競走の最終戦にあたる。


 今年は16頭で争われた。GⅠ2000ギニー(ダ1600m - 3歳)の勝ち馬⑪リオデロスシエルボス(Río De Los Ciervos)、GⅠマウリシオ・セラーノ・パルマ(ダ1900m - 3歳)を制した⑦ワイウェン(Waiwen)に加え、④ロイヤルラック(Royal Luck)⑧フィグレッティ(Figureti)という芝GⅠ馬も出走し、見ごたえのある1戦となった。


 レ―スは⑥ビビールコンアレグリーア(Vivir Con Alegría)がハナを切り、ワイウェンが2番手につけた。馬群は縦長となった。最後の直線ではビビールコンアレグリーアが粘りりこみを図ったが、中団で脚を溜めたホアキン・エレーラ騎乗の12番人気③ニィケンセ(Ñiquense)が馬場の中央から伸びてきて差し切り勝ちをおさめた。良馬場の勝ちタイムは2分19秒34。2着にはニィケンセと一緒に追い上げた⑭モンチートクラック(Monchitocrack)が入り、3着は内を突いた①エルノタブレ(El Notable)だった。GⅠ馬は総崩れという波乱の決着となった。


 ニィケンセは父コンスティテューション、母ニュブリーナ、その父ブルーグラスキャットという血統の3歳牡馬。2018年7月22日にチリのドン・アルベルト牧場で産まれた。


 今年5月21日に芝1300mのデビュー戦を勝利すると、次走GⅠアルベルト・ビアル・インファンテ(芝1600m - 2歳)で3着に入った。4戦目のGⅠ2000ギニー(ダ1600m - 3歳)でも初ダートながら3着と好走したが、なかなか勝ち星はあげられず、セントレジャーには1勝馬としての参戦だった。前走のリステッド競走で勝ち馬から18馬身差の4着と大敗したことで人気を大幅に落としたが、見事な巻き返しでGⅠ初制覇を飾った。通算成績は7戦2勝(重賞1勝)。


 鞍上のホアキン・エレーラ騎手はこれが嬉しいセントレジャー初優勝。事前のインタビューで「もっとも勝ちたいレース」と語っていたレースを勝利することができた。管理するフアン・パブロ・バエサ調教師は2008年のメディチ(Medici)、2012年のハッカサン(Hakassan)以来となるこのレース3勝目をあげた。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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