• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

2022年GⅠラティーノアメリカーノの出走馬が決まる


写真:OSAF https://www.osafweb.com.ar/2022/03/25/rumbo-al-longines-gran-premio-latinoamericano-2022-ratificacion-de-los-competidores/

 4月2日にチリのチレ競馬場で行なわれる競馬の南米選手権GⅠラティーノアメリカーノ(ダ2000m - 3歳以上)の出走馬と騎手が決まった。フルゲート16頭に対して14頭立てとなった。南米競馬機構は直前まで2頭の追加登録を募っていたが、結局その枠は埋まらなかった。


 例年と比べて、アルゼンチン代表馬がかなり見劣りする。イルウィン(Irwin)、ミリニャーケ(Miriñaque)という実績馬が中東に遠征したことに加えて、ヴィレッジキング(Village King)が現役引退、サンディーノルーラー(Sandino Ruler)とダルボルネル(Dalbornell)が怪我で回避、シャイフレンド(Shy Friend)が国内専念と、有力馬の不参加が相次いだ。ストアフロント(Storefront)はGⅠ2着の実績はあるが、いまだに未勝利馬である。出走唯一の牝馬となったエネストローサ(Henestrosa)の陣営が述べたように、チレ競馬場が圧倒的に地元馬有利というデメリットも、有力馬が参戦を控えた理由だろう。


 2021,22年とダート2000mの開催になったため、芝のレースが中心のブラジル競馬界は南米選手権にあまり積極性を見せていない。今年も1頭のみの参戦である。ジャンピングフライト(Jumping Flight)は前走の代表選抜レースで、圧倒的1番人気だったコペンハーゲン(Kopenhagen)を倒してまさか権利獲得となった。実績に乏しく、ここも勝機は薄いだろう。


 今年はお休み気配の漂うアルゼンチンとブラジルに対して、やる気充分なのが地元チリである。GⅠ3勝の最強牝馬イナダマス(Y Nada Más)がアメリカに移籍して回避となったのは残念だが、追加登録をしたハモンセラーノ(Jamón Serrano)を含めて5頭出しとなった。注目馬は2頭いる。1頭が2021年ウルグアイ開催の南米選手権で3着だった8歳騙馬ウィンヒアー(Win Here)。走り慣れた舞台で自慢の末脚を発揮したい。もう1頭が4歳牡馬オコナー(O'Connor)。昨年は選抜レースで敗れて惜しくも代表の座を逃したが、今年は前哨戦を4馬身差で快勝して念願の出走権を手に入れた。出走14頭の中でもっとも勝利に近い馬だろう。


 ウルグアイ最強馬プレリュードライ(Prelude Rye)、古豪オリンピックハーヴァード(Olympic Harvard)が回避となったウルグアイだが、出走する2頭、アトレティコエルクラーノ(Atlético El Culano)とジャスティスキャット(Justice Cat)は共にGⅠ馬という実力馬である。輸送とコースを克服できれば2頭にもチャンスがある。とりわけ、アトレティコエルクラーノは2着に敗れた昨年のリベンジを果たしたい。


 毎年GⅠラティーノアメリカーノに積極的なのがペルー勢である。今年も4頭が出走する。その中の1頭、2021年のペルー3冠馬スーペルナオ(Súper Nao)は期待できる。今年初戦はまさかの最下位に敗れたが、前走は控える競馬という新たなスタイルで5馬身差の勝利をおさめた。一発あってもおかしくない。


 枠順抽選は3月29日を予定している。



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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