• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

選出漏れから南米王者に、オコナーが2022年ラティーノアメリカーノを優勝


写真:Contacto Hípico (Jaime Cortés) https://contactohipico.pe/galope-chileno-de-oconnor-representacion-peruana-cumplio-en-el-latino/

 4月2日、チリのチレ競馬場で競馬の南米選手権GⅠラティーノアメリカーノ(ダ2000m - 3歳以上)が行なわれた。今年はアルゼンチンから2頭、チリから5頭、ウルグアイから2頭、ペルーから4頭、ブラジルから1頭の計14頭で争われた。


 ⑦ニュルンベルク(Nuremberg)がハナを切り、2番手に④スーペルコリント(Súper Corinto)が続き、ペルー勢がレースを引っ張る展開となった。一方、1番人気に支持された⑩オコナー(O'Connor)、2番人気に支持された⑪ウィンヒアー(Win Here)の地元チリ勢は馬群から離れた最後方を追走した。残り1000m過ぎからオコナーが絶好の手応えで進出を開始すると、直線の入り口で早くも先頭をとらえた。直線でも勢いはまったく衰えず、2着に7 3/4馬身もの差をつけて勝利した。良馬場の勝ちタイムは2分3秒63。2着にはスーペルコリントが粘り、3着は最後尾から猛追したウィンヒアーが入った。4着ニュルンベルク、5着⑬マタラーニ(Matarani)、6着⑧スーペルナオ(Súper Nao)と、上位はチリ代表馬とペルー代表馬が独占した。


 チリの優勝は、2019年のジャプリモ(Ya Primo)以来3年ぶり10回目となる。これはブラジルと並んで南米選手権最多優勝回数である。鞍上のホルヘ・ゴンサーレス騎手、管理するカルロス・ウルビーナ調教師は共に初勝利。ゴンサーレス騎手はウイニングランで国旗を受け取ると、「チチチ・レレレ・ビバ・チレ!」のコールで競馬場を盛り上げた。ウルビーナ調教師はインタビューで「嬉しい。本当に感動している。ラティーノアメリカーノは何度か参加して、これまで掲示板に載ったことはあった。地元でたくさんの人々がいる中で勝てるなんて素晴らしいことだ。馬の調子が良かったから、レースまでの1週間は落ち着いて過ごせた」と述べた。


 オコナーの生産者であるカリオカ牧場は SNS にて「我々が南米チャンピオンだ。オコナーが新たな大陸王者に君臨した。カルロス・ウルビーナ調教師、素晴らしい騎乗をしてくれたホルヘ・ゴンサーレス騎手、チームの全員を祝福したい」と述べた。


 オコナーは父ボボマン、母トレンテデアグア、その父タッチゴールドという血統の4歳牡馬。2017年8月31日にチリのカリオカ牧場で産まれた。3代母のサクラメンターダ(Sacramentada)はチリGⅠを2勝した名牝である。


 デビューしたのは2020年11月7日と遅れたが、2連勝でリステッド競走を勝利し、GⅠエル・デルビー(芝2400m - 3歳)に駒を進めた。ダービー5着の後はダート路線一本に絞り、GⅡデ・オノール(ダ2400m - 3歳以上)やGⅢリベルタドール・ベルナルド・オイギンス・リケルメ(ダ2000m - 3歳以上)を勝利した。ウルグアイで開催されたラティーノアメリカーノへの出走を目指していたが、代表馬選抜競走でまさかの3着に敗れ、無念の落選を味わった。今年は前哨戦を快勝して出走権を得ると、地元チリで南米王者の座に君臨した。通算成績は17戦9勝(重賞5勝)。


 2023年のGⅠラティーノアメリカーノは3月半ばにアルゼンチンのサン・イシドロ競馬場で開催される。




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