• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

シーキングザダイヤがチリ通算1300勝を達成

 チリの競馬メディア『エル・トゥルフ(El Turf)』の集計によると、4月11日のサンティアゴ競馬場17Rをシーキングザダイヤ産駒のドゥルセアグア(Dulce Agua)が勝利したことにより、シーキングザダイヤが種牡馬としてチリ通算1300勝を達成した。内訳は以下の通りである。


2013年 38勝

2014年 133勝

2015年 193勝

2016年 223勝(☆リーディング)

2017年 145勝

2018年 113勝

2019年 118勝

2020年 93勝

2021年 184勝

2022年 60勝(4月11日終了時)

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1300勝


 4月12日のコンセプシオン競馬場12Rをドントクライビーハッピー(Don't Cry Be Happy)が勝利したことにより、現在は1301勝となっている。


 シーキングザダイヤは2009年にシャトル種牡馬としてチリで初めて供用された。翌年産まれた重賞4勝のサファウィ(Safawi)などがチリでの初年度産駒にあたる。2011年からはチリのみを拠点とし、マタンシージャ牧場、サンタ・モニカ牧場で供用され、現在はドン・アルベルト牧場で繋養されている。


 2022年4月12日までに481頭の産駒がチリ・スタッドブックに登録され、そのうち275頭が勝利をあげた。1300勝のうち、重賞は37勝、GⅠは10勝である。代表産駒には2016年のGⅠエル・デルビー(チリ・ダービー)を優勝したリオアジペン(Río Allipén)、2021年に芝とダートでGⅠ3勝をあげたヴィータダマンマ(Vita Da Mamma)などがいる。


 ここからは、シーキングザダイヤがチリとアメリカ(※アメリカは2018年以降の El Turf 集計分のみ)であげた1316勝について詳しく見ていく。


 馬場別ではダートで961勝、芝で355勝となっている。競馬場別では、もっとも勝利をあげたのがサンティアゴ競馬場の529勝、続いてチレ競馬場で447勝。以下、バルパライソ競馬場の248勝、コンセプシオン競馬場の77勝と続く。距離別では1000mで467勝、1200mで365勝、1100mで215勝である。馬場と距離の組み合わせでは、ダート1000mの341勝が最多である。2位がダート1200mで286勝、3位がダート1100mで190勝、4位が芝1000mで126勝、5位が芝1200mで79勝である。


 これらの数字を見ればダート短距離に強い種牡馬と思われるかもしれない。しかし、チリのレース番組の構成上、どうしてもダート短距離における数字が突出してしまう。芝1600mで46勝、ダート1900mで15勝、芝2000mで14勝、さらにはダート2200mでGⅠ1勝、芝2400mでGⅠ2勝という成績をあげているように、マイル以上の距離にも対応できている。


 年平均で100勝以上をあげていること、今年デビューの2019年産馬が45頭、来年デビューの2020年産馬が20頭いることから、通算1400勝どころか1500勝も充分視界に入っている。後継種牡馬が出ていないのが気になる点であり、今後は血の継承にも注目して動向を見守りたい。



■ 2020年11月に撮影されたシーキングザダイヤ。撮影者はドン・アルベルト牧場の関係者で、BCのスペイン語放送も担当するエマヌエル・アギラール氏。


■ 2018年にドン・アルベルト牧場が公開したシーキングザダイヤの動画


■ シーキングザダイヤ1300勝達成のレース



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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