• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

チリの2歳GⅡは牡馬と牝馬で明暗。フォルティーノは快勝も、ネティンナがまさかの敗戦


写真:@FOTOOFICIALCH


 6月3日、チリのサンティアゴ競馬場でGⅡカルロス・イルマス(芝1600m - 2歳牝馬)とGⅡマルセロ・サロール・アタナシオ(芝1600m - 2歳)が行なわれた。雨により稍重での開催となった。牝馬はデビューから3連勝中のネティンナ(Netinnna)が、牡馬はデビューから4戦連続で1着入線を果たしているフォルティーノ(Fortino)が1番人気に支持された。


 GⅡカルロス・イルマスは、オスカル・ウジョア騎乗の2番人気③ルナカウティーバ(Luna Cautiva)が直線で内を抜け出して勝利した。勝ちタイムは1分38秒14。父イワンデニーソヴィチ、母の父ローマンルーラーという血統で、半兄に2020年のGⅠイポドロモ・チレ(ダ2200m - 3歳以上)を優勝したロベリウス(Loberius)がいる。


「結果を出せてとても嬉しい。道中は5,6番手にいて、良い形で勝利することができた。このような機会をくれた馬主と調教師に感謝したい」と、鞍上のオスカル・ウジョア騎手は述べた。


 期待されたネティンナは、スタート直後に大きく外に寄れたことと荒れた馬場が影響し、なんとか2着を確保するに留まった。デビューからの連勝は3で止まった。敗因ははっきりしているものの、GⅠアルトゥーロ・リオン・ペーニャ(芝1600m - 2歳牝馬)に向けて不安が残る結果となった。


 一方のGⅡマルセロ・サロール・アタナシオは、ホルヘ・ゴンサーレス騎乗の⑥フォルティーノが2着に3 3/4馬身差をつける逃げ切り勝ちをおさめ、見事に1番人気に応えた。勝ちタイムは1分37秒75。これで通算成績は5戦4勝となったが、2戦目は1着入線から斜行により2着降着となったため、5戦連続で1着入線を果たしている。


「素晴らしい馬。明らかな差をつけて勝利した。距離はこれくらいが合っている。重馬場をこなせるかは未知数だったが、何も問題なかった。文句なしの成績を残しており、今後は3歳路線の王道を歩んでいく」と、管理するパトリシオ・バエサ調教師は明らかにした。


 フォルティーノの陣営は、次走は6月24日に同じ条件で行なわれるGⅠアルベルト・ビアル・インファンテに行くと発表した。その後はGⅠポージャ・デ・ポトリージョス(芝1700m - 3歳)に向かう予定だそうだ。同世代の芝路線に敵は見当たらず、2歳王者の座を手に入れることはほぼ確実である。


■ GⅡカルロス・イルマス


■ GⅡマルセロ・サロール・アタナシオ



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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