• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

アクシデントの中で、カリフォルニアキングが父カリフォルニアクロームにチリ初重賞を贈る

 6月22日、チリのバルパライソ競馬場でGⅡコパ・デ・プラタ・イタロ・トラベルソ・パスカレッティ(芝1500m - 2歳)が行なわれた。このレースはバルパライソ競馬場3冠の最終戦となっている。


 ⑫シエンプレコンミーゴが単勝1.3倍で圧倒的な1番人気に支持された。1冠目のGⅡエル・エストレーノ・ニカノール・セニョレット(芝1300m - 2歳)、2冠目のGⅡゴンサーロ・ボフィル・デ・カソ(芝1400m - 2歳)を制し、このレースで3冠達成が懸かっていた。


 ⑩セクエストラスエニョス(Secuestra Sueños)がレースを引っ張り、2番手にシエンプレコンミーゴがつけたが、途中で⑦アイリッシュボーイ(Irish Boy)がハナを奪った。直線の入り口でシエンプレコンミーゴが早くも先頭に立つと、道中は5番手を追走していた⑧カリフォルニアキング(California King)が外から伸びてきた。2頭の一騎打ちかと思われたところでアクシデントが発生した。シエンプレコンミーゴが故障して急に内にもたれ、そのまま競走中止となったのである。一人旅となったカリフォルニアキングが2着に4 1/4馬身差をつける快勝をおさめた。良馬場の勝ちタイムは1分29秒70。


「ホームグラウンドであるビーニャ・デル・マルの重要なレースを勝てて嬉しい。チームの仕事にも満足している。前走は道中でスムーズさを欠いたところがあったので、今日は勝てる自信があった。直線での反応も良かった。ライバルのシエンプレコンミーゴが競走中止になったのは残念だ。素晴らしい馬なので、重傷ではないことを願っている」と、鞍上のウーゴ・オチョア騎手は述べた。


 馬主のフアン・カルロス・ベロス氏は「感動している。期待していたとおりの素晴らしいレースだった」と勝利を喜んだ。


 カリフォルニアキングは父カリフォルニアクローム、母バルレアル、その父エディターズノートという血統の2歳牡馬。2019年10月5日にチリのコンベント・ビエホ牧場で産まれた。カリフォルニアクロームはこれがチリでの重賞初勝利である。


 2022年4月11日にチレ競馬場でデビューすると、2戦目で初勝利をあげた。前走のGⅡゴンサーロ・ボフィル・デ・カソではシエンプレコンミーゴの2着に敗れたが、ライバルのアクシデントもあって3冠目を快勝することができた。通算成績は4戦2勝(重賞1勝)。


 不運な形で3冠を逃したシエンプレコンミーゴは、右膝の骨折と診断された。幸いにも予後は良好とみなされ、現地時間23日にサンティアゴ競馬場で手術を受ける予定である。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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