• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

フォルティーノがGⅠアルベルト・ビアル・インファンテを制し、チリの2歳芝路線を制圧


GⅠアルベルト・ビアル・インファンテを勝ったフォルティーノ(Fortino)。
写真:@FOTOOFICIALCH https://www.instagram.com/fotooficial.cl/

 6月24日、チリのサンティアゴ競馬場でGⅠアルベルト・ビアル・インファンテ(芝1600m - 2歳)が行なわれた。チリの2歳芝王者を決める1戦である。


 今年は11頭で争われた。ここまで5戦4勝、重賞3勝というミッドシップマン産駒の⑥フォルティーノ(Fortino)が圧倒的な1番人気に支持された。斜行・降着を経てではあるがフォルティーノに先着したことのある⑪ラカタン(Racatán)と、シーキングザダイヤ産駒の素質馬⑤ミエレヒード(Mi Elegido)が逆転を狙って出走した。この3頭が3強を形成した。


 フォルティーノがダッシュをつけてハナに立つと、大外枠からラカタンが競りかけてきた。2頭は後続をやや離して先頭争いを繰り広げたまま直線に入った。一度はラカタンが前に出たが、ホルヘ・ゴンサーレス騎乗のフォルティーノがしぶとく脚を使ってそのままゴールまで粘り切った。稍重の勝ちタイムは1分37秒20。後方で脚を溜めたミエレヒードが直線伸びて半馬身差の2着に入り、最後苦しくなったラカタンは2着と1/4馬身差の3着だった。1番人気、3番人気、2番人気という順当な決着となった。


「(ラカタンに騎乗していた)エクトル・ベリーオスは親しい友人であり、尊敬している素晴らしい騎手である。彼のような騎手と競り合えて光栄である。ラカタンからのプレッシャーはずっと厳しかったが、フォルティーノはスタートから力強く勇敢に走ってくれた。良いレースができた」と、ホルヘ・ゴンサーレス騎手は振り返った。


 管理馬のワンツー決着を決めたパトリシオ・バエサ調教師は、「非常に厳しいレースだったが、フォルティーノは根性を見せて良い反応をしてくれた。ミエレヒードも末脚を伸ばして素晴らしい走りをした。もう少し距離があれば着順が入れ替わっていたかもしれない」と述べた。


 フォルティーノは父ミッドシップマン、母ファレーラス、その父フサイチペガサスという血統の2歳牡馬。2019年8月3日にチリのドン・アルベルト牧場で産まれた。


 2021年12月26日にデビューし、今回の勝利で通算成績を6戦5勝とした。2着が1回あるが、これは1着入線から斜行・降着によるものであり、すべてのレースを先頭でゴールしている。GⅢセレクシオンデ・ポトランカス、GⅢアルバロ・コバルビアス、GⅡマルセル・サロール、そして今回のGⅠアルベルト・ビアル・インファンテと、チリの2歳芝路線を完全制圧した。


 フォルティーノの次走についてバエサ調教師は、ミエレヒードと共に8月にサンティアゴ競馬場で行なわれるGⅠポージャ・デ・ポトリージョス(芝1700m - 3歳)へ向かうつもりだと述べた。メンバー構成はおそらく今回とさほど変わらず、フォルティーノの優位も揺るぎそうにない。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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