• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

ダート無敗のエルオリエンテがGⅠタンテオ・デ・ポトリージョスを制して2歳ダート王者に輝く


エルオリエンテ(El Oriente)
写真:Hipódromo Chile(@hipodromo_chile) https://twitter.com/hipodromo_chile/status/1540800966559031298

 6月25日、チリのチレ競馬場でGⅠタンテオ・デ・ポトリージョス(ダ1500m - 2歳)が行なわれた。チリの2歳ダート王者を決める1戦である。


 ①ポトロケリード(Potro Querido)と⑦インディグナオ(Indig Nao)が取り消し、14頭にで争われた。ダート重賞を連勝中のプラクティカルジョーク産駒⑧エルオリエンテ(El Oriente)が単勝オッズ2.80倍の1番人気に支持された。デビュー戦を14 1/2馬身差で圧勝した⑥ドンカコ(Don Caco)が3.50倍の2番人気に、GⅡで3着がある⑩ブルーノエルテリブレ(Bruno El Terrible)が5.60倍で3番人気となった。


 シーキングザダイヤ産駒の⑤シンココンスエルテ(Cinco Con Suerte)が先頭でレースを引っ張ったが、途中でドンカコと⑮ソールズベリー(Salisbury)がハナを奪った。人気のエルオリエンテは後方のラチ沿いを進んだ。直線では馬群が横に広がり、内の空いたスペースを抜けたオスカル・ウジョア騎乗のエルオリエンテが、最内を突いた最下位人気の②コロナード(Coronado)との追い比べを制して優勝した。重馬場の勝ちタイムは1分31秒29。3着に⑭ムバニク(Mbagnick)が入り、プラクティカルジョーク産駒による1,2,3決着となった。


「簡単なレースではなかった。14頭という多頭数だったし、良い勝ち方をしてここに臨んできた初顔合わせとなる馬がいた。馬場もぬかるんでいた。勝ててホッとしている。エルオリエンテはチレ競馬場ではいまだに無敗で、GⅠ勝利に値する素晴らしい馬である。このレベルの馬に跨れるのは幸せである。今後の経験やレース次第で長い距離もこなせるだろう」と、鞍上のオスカル・ウジョア騎手は述べた。


 エルオリエンテは父プラクティカルジョーク、母オシャワ、その父スキャットダディという血統の2歳牡馬。2019年7月25日にチリのパソ・ネバード牧場で産まれた。父のプラクティカルジョークはこれが種牡馬としてGⅠ初制覇となった。また、イントゥミスチーフの血を3代以内持つ馬が南米GⅠを制したのも初めてである。


 今年3月14日にサンティアゴ競馬場の芝1300mでデビューして2着に敗れた。同条件の2戦目を勝ち上がると、3戦目からチレ競馬場のダート路線に矛先を向け、GⅢとGⅡを連勝した。通算成績は5戦4勝(重賞3勝)。チレ競馬場では3戦3勝、重賞3連勝で2歳ダート王者に輝いた。


 今後もチレ競馬場のダート路線を歩むだろう。9月にはGⅠ2000ギニー(ダ1600m - 3歳)が、10月にはGⅠグラン・クリテリウム・マウリシオ・セラーノ・パルマ(ダ1900m - 3歳)が、12月にはGⅠセントレジャー(ダ2200m - 3歳)が控えている。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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