• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

シーキングザダイヤ産駒ソスヘニアがGⅠアルトゥーロ・リオン・ペーニャを完勝


ソスヘニア(Sos Genia)
写真:Timberos https://twitter.com/HIPICOS_OFICIAL/status/1541241880863821825

 6月26日、チリのサンティアゴ競馬場でGⅠアルトゥーロ・リオン・ペーニャ(芝1600m - 2歳牝馬)が行なわれた。2歳牝馬にとって唯一の芝GⅠである。


 前哨戦のGⅡを勝ったルナカウティーバ(Luna Cautiva)が出走せず、今年は9頭で争われた。重賞2勝の③ネティンナ(Netinnna)が単勝オッズ1.5倍の圧倒的1番人気に支持された。ネティンナ以外の8頭はいずれも1勝馬であり、GⅠにしては見劣りするメンバー構成となった。前走のGⅡでネティンナと僅差の2,3着争いをした①ミーアフォーチュン(Mia Fortune)が4.9倍で2番人気、ドン・アルベルト牧場生産の⑤ソスヘニア(Sos Genia)が5.2倍で3番人気となった。


 ⑥ラジョデオロ(Rayo De Oro)と⑧マーシャドー(Marshadow)が後続を離して逃げた。3番手集団にソスヘニアがつけ、ネティンナは中団やや後ろ、ミーアフォーチュンは後方からの競馬となった。直線に入るとホアキン・エレーラ騎乗のソスヘニアがあっという間に前2頭との差を縮め、後続に4 1/2馬身をつける快勝をおさめた。稍重の勝ちタイムは1分37秒20。2着には追い込んだミーアフォーチュンが入り、人気を集めたネティンナは3着に敗れた。


「幸運にもGⅠを勝つことができた。前走で初めてこの馬に騎乗したときは楽勝だった。馬場は稍重だったが、今回はそのときと同じ舞台だったし、調教師をはじめとするチームのおかげですべて上手くいった。厳しい流れのレースだった。3番手で構えて、道中はずっと良い手応えだった。直線に入ると、前の2頭はすでに脚がなかったし、進路を見つけるだけだった。残り400mのところまで我慢してから追い出した。余裕の勝利だった。距離は伸びても大丈夫だろう」と、鞍上のホアキン・エレーラ騎手はレース後のインタビューで述べた。


 ソスヘニアは父シーキングザダイヤ、母シャンドーラ、その父スパイツタウンという血統の2歳牝馬。2019年10月10日にチリのドン・アルベルト牧場で産まれた。シーキングザダイヤは昨年のヴィータダマンマ(Vita Da Mamma)に続いてこのレース連覇となった。


  3月18日にサンティアゴ競馬場でデビューし、初勝利をあげるまでに4戦を要した。しかし、その未勝利戦を7馬身差で快勝し、勢いそのままにチリの2歳芝女王に輝いた。通算成績は5戦1勝(重賞1勝)。


 シーキングザダイヤにとってこれが今年のGⅠ初勝利となった。チリでの重賞勝ちは通算39勝目であり、うち11勝がGⅠである。現在チリの種牡馬リーディングにおいて獲得賞金額で2位、勝ち星で1位となっている。下半期も順調に成績を伸ばせれば、2016年以来となる種牡馬リーディングを獲得できるかもしれない。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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