• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

ルナカウティーバが直線一気の末脚でGⅠポージャ・デ・ポトランカスを快勝

 8月7日、チリのサンティアゴ競馬場でGⅠポージャ・デ・ポトランカス(芝1700m - 3歳牝馬)が行なわれた。


 今年は13頭で争われた。前走のGⅠアルトゥーロ・リオン・ペーニャを快勝したシーキングザダイヤ産駒の⑫ソスヘニア(Sos Genia)が1番人気に支持され、GⅠ連勝を狙う。デビューから無傷の3連勝をおさめて期待された④ネティンナ(Netinna)は、近2走で2着、3着と躓いている。そろそろGⅠのタイトルが欲しい。2歳GⅠを回避した重賞馬⑥ルナカウティーバ(Luna Cautiva)も復帰した。


 ①ロットエンフロール(Lott En Flor)がレースを引っ張った。人気どころでは、ソスヘニアが中団の外に、ネティンナが中団の内につけ、ルナカウティーバは最後方での追走となった。直線では荒れた馬場を嫌って各馬が外に出ると、ソスヘニアが良い手応えで先頭に躍り出た。しかし、大外からホルヘ・ゴンサーレス騎乗の2番人気ルナカウティーバがとてつもない末脚で伸びてくると、残り200m付近でソスヘニアを交わして勝利した。重馬場の勝ちタイムは1分46秒58。3 1/2馬身差の2着にはソスヘニアが入り、3着は追い込んだ6番人気の⑩ミーアフォーチュン(Mia Fortune)だった。


 鞍上のホルヘ・ゴンサーレス騎手は、「スタートは遅かったが、この馬が持っている能力は分かっていた。最後の直線では必ず伸びてくれると信じていた。道中は馬をリラックスされることに努めた。結果にとても満足してる。高い素質を持っている牝馬だ」とコメントした。


 ルナカウティーバは父イワンデニーソヴィチ、母リンダロマーナ、その父ローマンルーラーという血統の3歳牝馬。2019年8月15日にチリのドン・アルベルト牧場で産まれた。半兄には2020年のGⅠイポドロモ・チレを勝ったシーキングザダイヤ産駒のロベリウス(Loberius)がいる。


「このレースに向けて馬の状態は非常に良かった。素晴らしい末脚を持っている馬で、直線に入ってギアを上げられるのは分かっていた。ホルヘ(ゴンサーレス)が上手く馬を我慢させて、馬の能力を出し切ってくれた。重馬場もまったく影響なかった。とても嬉しい」と、管理するホルヘ・インダ調教師は述べた。


 2022年4月14日のデビュー戦を白星で飾った。2戦目のGⅢではネティンナに敗れて2着も、前走のGⅡではネティンナを逆転して重賞初勝利をあげた。2歳GⅠアルトゥーロ・リオン・ペーニャを回避してここに臨み、見事にGⅠ初制覇となった。通算成績は4戦3勝(重賞2勝)。


 次走は9月のGⅠナシオナル・リカルド・リオン(芝2000m - 3歳)になる。今回のパフォーマンスと脚質から距離延長は問題なさそうで、牡馬が相手でも良い勝負ができるだろう。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)


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