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  • 木下 昂也(Koya Kinoshita)

シーキングザダイヤ産駒のミエレヒードが好敵手を下してGⅠポージャ・デ・ポトリージョスを制覇

 8月7日、チリのサンティアゴ競馬場でGⅠポージャ・デ・ポトリージョス(芝1700m - 3歳)が行なわれた。


 ミッドシップマン産駒③フォルティーノ(Fortino)の1強と見られた。デビューから6戦すべてで1着入線を果たし、前走のGⅠアルベルト・ビアル・インファンテも勝利した。死角は見当たらず、単勝1.5倍の1番人気に支持された。


 2番人気にはシーキングザダイヤ産駒の良血馬②ミエレヒード(Mi Elegido)が推された。前走でフォルティーノに半馬身差まで迫り、いよいよ逆転なるか。前哨戦のGⅢを勝った⑧グッドワイン(Good Wine)、カリフォルニアクローム産駒としてチリで初めて重賞を勝った⑨カリフォルニアキング(California King)も出走した。


 ⑦シュネラー(Schneller)が引っかかり気味にハナを切り、離れた2番手にミエレヒードが続いた。フォルティーノは出遅れて後方2番手からの競馬を強いられた。


 結果的にこの出遅れたが激痛だった。ミエレヒードは直線で大外まで持ち出されると、残り400mで先頭に立った。ハイメ・メディーナ騎手の左鞭に応えてしぶとく伸び、猛然と追い込んできたフォルティーノを1馬身差しりぞけて勝利した。重馬場の勝ちタイムは1分46秒74。2着にはフォルティーノが入り、3着は3番人気のグッドワインだった。



 ミエレヒードは父シーキングザダイヤ、母シレーナデルエヘオ、その父インディアンロッジという血統の3歳牡馬。2019年8月3日にチリのドン・アルベルト牧場で産まれた。


 全姉サファウィ(Safawi)、全兄アシエスノマス(Así No Es Más)も重賞馬というシーキングザダイヤにとってお馴染みの血統である。甥にはGⅠ3勝のアメリカ重賞馬ブレークポイント(Breakpoint)もいる。


 2022年3月6日のデビュー戦を3 3/4馬身差で快勝し、早くから将来を期待された。しかし、2戦目のGⅢはフォルティーノの2着、3戦目のGⅡはフォルティーノの3着、前走のGⅠもフォルティーノの2着と高い壁に阻まれた。4度目の対決となった今回、相手の出遅れにも恵まれてついにライバルを下し、重賞初制覇をGⅠの大舞台で決めた。通算成績は5戦2勝(重賞1勝)。


 次走はおそらく9月のGⅠナシオナル・リカルド・リオン(芝2000m - 3歳)になるだろう。同日のGⅠポージャ・デ・ポトランカスを勝ったルナカウティーバ(Luna Cautiva)との対戦が楽しみである。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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