• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

GⅠ1000ギニーは隻眼の良血馬ジョークシシが快勝、プラクティカルジョークの1,2,3決着に


ジョークシシ(Joke SIsi)
写真:Hipódromo Chile(@hipodromo_chile) https://twitter.com/hipodromo_chile/status/1563640767716814848

 8月27日、チリのチレ競馬場でGⅠ1000ギニー・マリーア・ルイーサ・ソラーリ・ファラベッラ(ダ1600m - 3歳牝馬)が行なわれた。このレースはチレ競馬場4冠競走の第2戦目となっている。


 今年は9頭で争われた。2歳GⅠタンテオ・デ・ポトランカス(ダ1500m - 2歳牝馬)を目の覚めるような末脚で勝利した②ウナチキティータ(Una Chiquitita)が2冠を目指して出走。そのウナチキティータに差し切られた5戦4勝の⑧ジョークシシ(Joke Sisi)がリベンジを狙う。1番人気にはジョークシシが支持された。GⅢを勝った④プラクティカキャット(Práctica Cat)、2戦2勝と無敗の⑤サロマール(Salomar)にも注目が集まった。


 ジョークシシが外枠からハナを切り、2番手に⑥シンプレメンテアミーゴス(Simplemente Amigos)がつけた。プラクティカキャットとサロマールが並んで3番手を追走した。ウナチキティータは前回と同じく後方で脚を溜めた。直線に入るとホルヘ・ゴンサーレス騎乗のジョークシシが後続との差を広げた。サロマールとプラクティカキャットが必死に追いすがったが、その差はまったく縮まらず、ジョークシシが3 1/4馬身差をつけて快勝した。良馬場の勝ちタイムは1分35秒54。2着はサロマール、3着はプラクティカキャットで、プラクティカキャット産駒のワンツースリー決着となった。


「タンテオのジョークシシ、ポージャのフォルティーノ(Fortino)と、勝てるはずだったGⅠを2度落としてしまったので、この場に居られて嬉しい。敗北から学ぶことは多い。道中はとても良い手応えで、残り500mでリズムを変えて力強く走ってくれた。騎手であるためには努力と忍耐が必要だが、そうしたことを続けてきたのが今日の勝利に繋がったと思う」と、鞍上のホルヘ・ゴンサーレス騎手は勝利後に述べた。これがGⅠ27勝目である。


 管理するフアン・パブロ・バエサ調教師は、「この馬には出会った初日から愛情を持っている。勝ち続けていることもそうだし、隻眼でもあるから。前走のリベンジをすることがでいて嬉しい」と述べた。


 ジョークシシは父プラクティカルジョーク、母ラッキーシシ、その父ルッキンアットラッキーという血統の3歳牝馬。2019年9月1日にチリのタオミーナ牧場で産まれ、出産直後の事故により片目の視力を失った。3代母がコッサノーヴァ(Kossanova)というチリ有数の牝系に属する。


 2022年1月20日のデビュー戦を15 3/4馬身差で圧勝すると、無傷の4連勝で重賞を2勝した。前走のGⅠタンテオ・デ・ポトランカスでは圧倒的な1番人気に推されたが、伏兵ウナチキティータの豪脚に屈して2着、キャリア初の黒星を喫した。今回は再び強さを見せつけ、GⅠ初勝利をあげた。通算成績は6戦5勝(重賞3勝)。


 次走についてバエサ調教師は、馬主と相談するがおそらく10月1日のGⅠグラン・クリテリウムに向かうと述べた。牡馬との対決は初めてになるが、互角以上の戦いができるだろう。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)


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