• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

GⅠグラン・クリテリウムは伏兵ムバニクが後続を完封して逃げ切り勝ち


ムバニク(Mbagnick)
写真:Hipódromo Chile(@hipodromo_chile) https://twitter.com/hipodromo_chile/status/1576324745825435648


 10月1日、チリのチレ競馬場でGⅠグラン・クリテリウム・マウリシオ・セラーノ・パルマ(ダ1900m - 3歳)が行なわれた。このレースはチレ競馬場4冠競走の第3戦目である。


 12頭立てで行なわれる予定だったが、①ペランブレ(Pelambre)と⑥スピリットロード(Spirit Road)が取り消して10頭で争われた。また、ジョークシシ(Joke Sisi)という強い牝馬も登録していたが、アメリカ移籍が決まって回避となった。2歳GⅠタンテオ・デ・ポトリージョスの勝ち馬⑩エルオリエンテ(El Oriente)が1番人気に支持された。カリフォルニアクローム産駒の⑨クロミウム(Chromium)は前走GⅠ2000ギニーを勝利したが、人気は4番人気と伸びなかった。


 ハイメ・メディーナ騎乗の5番人気⑫ムバニク(Mbagnick)が外枠から飛ばしてレースを引っ張った。エルオリエンテは2番手の外につけ、その内に②ドンカコ(Don Caco)が続いた。クロミウムは中団に控えた。ムバニクは残り1000mから後続との差を広げると、直線でも脚色衰えずそのまま逃げ切り勝ちをおさめた。良馬場の勝ちタイムは1分58秒11。

2010年以降では2015年の1分57秒93、2017年の1分56秒27に次いで3番目に早いタイムである。3 1/4馬身差の2着はドンカコ、3着はエルオリエンテで、前にいた馬での決着となった。


「とても幸せだ。自分の管理馬が1着、3着、4着を占めた。ハイメの騎乗がファンタスティックだった。作戦どおり前で競馬を運ぶことができ、競りかけてくる馬もいなかった。直線で止まる気配もなかった」と、管理するフアン・パブロ・バエサ調教師は述べた。


 ムバニクは父プラクティカルジョーク、母ベルクンダ、その父パワーズコートという血統の3歳牡馬。2019年7月26日にチリのパソ・ネバード牧場で産まれた。


 2022年3月14日にデビューし、2戦目で初勝利をあげた。その後は2歳重賞に挑戦するも勝ち星はあげられなかった。前走のGⅠ2000ギニーで7着に敗れたため人気はなかったが、鮮やかな逃げ切りでキャリア2勝目をGⅠ制覇で飾った。通算成績は6戦2勝(重賞1勝)。


 次走はおそらく12月3日にチレ競馬場で行なわれるGⅠセントレジャー(ダ2200m - 3歳)になるだろう。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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