• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

ラカタンがGⅠ馬を蹴散らしてGⅠナシオナル・リカルド・リオンを優勝


ラカタン(Racatán)
写真:@FOTOOFICIALCH


 10月2日、チリのサンティアゴ競馬場でGⅠナシオナル・リカルド・リオン(芝2000m - 3歳)が行なわれた。


 GⅠ馬が集結したハイレベルな1戦となった。世代No.1の呼び声高い⑥フォルティーノ(Fortino)と、そのフォルティーノをGⅠポージャ・デ・ポトリージョスで破った⑫ミエレヒード(Mi Elegido)が再び激突する。牝馬ではGⅠポージャ・デ・ポトランカスの勝ち馬④ルナカウティーバ(Luna Cautiva)が出走。アメリカから名手ジェレミー・ラプリーダ騎手を呼び寄せた。2歳GⅠアルトゥーロ・リオン・ペーニャを快勝した①ソスヘニア(Sos Genia)も絶好の枠を引いて侮れない。この4頭が上位人気を占めた。


 ②レイエスコセス(Rey Escocés)がハナを切ったが、500mを過ぎたところでフォルティーノが先頭を奪った。馬群は前後2つに分かれ、ミエレヒード、ソスヘニア、ルナカウティーバはいずれも前の馬群に位置した。フォルティーノは良い手応えで直線に入ったが、それ以上に手応えが良かったのが2番手の⑧ラカタン(Racatán)である。2頭の争いはケビン・エスピーナ騎乗の5番人気ラカタンが楽に突き放し、4 1/2馬身差の快勝をおさめた。良馬場の勝ちタイムは1分57秒49。これは過去5年で最速という好時計である。フォルティーノは2着に粘り、3着は追い込んだ⑩ルッカ(Lukka)だった。


「思い描いていたとおりのレースができた。とてつもない才能を持っている馬だと思う。この勝利を家族、特に母に捧げたい」と、鞍上のケビン・エスピーナ騎手は馬上で答えた。


 オスカル・シルバ調教師は「美しいレースだった。ずっと勝ちたかったレースを勝ててとても幸せである。ラカタンは根性のある馬でいつも戦ってくれる。この馬と共にまたGⅠに挑みたい」と述べた。


 ラカタンは父ルッキンアットラッキー、母マヒアパラトドス、その父ロックオブジブラルタルという血統の3歳牡馬。2019年8月6日にチリのドン・アルベルト牧場で産まれた。母のマヒアパラトドスはGⅢの勝ち馬である。


 2022年2月11日にデビューし、2戦目で初勝利をあげた。続くGⅢコテホ・デ・ポトリージョスではフォルティーノの2着入線だったが、直線での斜行によりフォルティーノが降着となり、繰り上がりで優勝となった。前走の2歳GⅠアルベルト・ビアル・インファンテではフォルティーノ、ミエレヒードの3着に敗れたが、体勢を立て直してGⅠ馬を楽々と撃破してみせた。通算成績は6戦3勝(重賞2勝)。




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