• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

ベルベリスカがGⅠアルベルト・ソラーリ・マニャスコの激闘を制す


ベルベリスカ(Berberisca)
写真:Hipódromo Chile(@hipodromo_chile) https://twitter.com/hipodromo_chile/status/1588997591739817984


 11月5日、チリのチレ競馬場でGⅠアルベルト・ソラーリ・マニャスコ(ダ2000m - 3歳牝馬)が行なわれた。このレースはチレ競馬場牝馬3冠競走の最終戦となっている。


 1冠目の勝ち馬ウナチキティータ(Una Chiquitita)と2冠目の勝ち馬ジョークシシ(Joke Sisi)がいずれもアメリカに移籍したため、新たな3歳女王を決める8頭立ての1戦となった。前哨戦のGⅡを勝ち、GⅠでも2着の経験がある②サロマール(Salomar)が1.80倍で1番人気に支持された。重賞で惜しいレースの続いている同馬主の⑨ベルベリスカ(Berberisca)が2.20倍の2番人気となり、この2頭が2強を形成した。


 ⑦ジューキ(Yuki)がハナに立ち、2番手には⑧ビタレーラ(Vitalera)が続いた。サロマールは3番手、ベルベリスカは5番手を追走した。残り800mのところでベルベリスカが3番手までポジションを押し上げると、直線は粘るジューキとの叩き合いとなった。この激闘をホアキン・エレーラ騎乗のベルベリスカがハナ差制した。良馬場の勝ちタイムは2分6秒45。サロマールは期待されたほど伸びず、勝ち馬から4馬身離れた3着に敗れた。


「最後は厳しい戦いになった。負けてもおかしくなかったが、ベルベリスカがもうひと踏ん張りしてくれた。前走の1800mから2000mに距離が伸びたことは良かったし、馬を上手くコントロールできたのが勝因だと思う。直線での反応はとても良かった。才能のある牝馬で日に日に成長している。また大きいレースを勝てるはず」と、鞍上のホアキン・エレーラ騎手は述べた。



 ベルベリスカは父プラクティカルジョーク、母ブレスキャット、その父スキャットダディという血統の3歳牝馬。2019年9月13日にチリのパソ・ネバード牧場で産まれた。現3歳世代が初年度産駒となる父のプラクティカルジョークは、これで早くも4頭目のチリGⅠ馬を輩出した。いずれもダートGⅠの勝ち馬である。


 2021年12月29日のデビュー戦で3着となり、2戦目を6 1/2馬身差で快勝した。その後は重賞に挑むもGⅡで2着、GⅠタンテオ・デ・ポトランカスで3着とあと一歩届かなかった。前哨戦となった前走のGⅡでもサロマールから1 1/4馬身差の2着に敗れたが、見事に本番で逆転した。通算成績は8戦3勝(重賞1勝)。


 次走については未定だが、12月のGⅠセントレジャー(ダ2200m - 3歳)で牡馬と戦う可能性がある。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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