
木下 昂也(Koya Kinoshita)
チリの芝王者ラカタンが香港に売却、セントレジャーは回避

写真:Club Hípico de Santiago https://www.clubhipico.cl/sala-prensa/noticias/racatan-se-corono-en-el-clasico-el-ensayo-mega-2022/
GⅠナシオナル・リカルド・リオン、GⅠエル・エンサージョとチリの3歳芝GⅠを2勝したラカタン(Racatán)が香港に売却された。『エル・クラック・チレ(El Crack Chile)』など、チリの複数のメディアが報じた。
ラカタンは12月3日のGⅠセントレジャーに出走登録しており、有力馬の1頭と見られている。しかし、今回の売却によって回避が決まった。同時に、チリ3冠の夢も消えることとなった。
ラカタンは父ルッキンアットラッキー、母マヒアパラトドス、その父ロックオブジブラルタルという血統の3歳牡馬。2019年8月6日にチリのドン・アルベルト牧場で産まれた。母のマヒアパラトドス(Magia Para Todos)はGⅢコパ・ジャクソンの勝ち馬である。
2022年2月11日にデビューし、2戦目で勝ち上がった。3戦目のGⅢコテホ・デ・ポトランカスでは2着入線も、1着入線のフォルティーノ(Fortino)が斜行のため降着となり、繰り上がりで重賞初制覇を果たした。
3歳初戦となった前走のGⅠナシオナル・リカルド・リオンでは、鋭い伸びでライバルのフォルティーノを4 1/2馬身差で倒してGⅠ初制覇を飾った。10月31日のGⅠエル・エンサージョも勝利し、GⅠ連勝でチリの3歳芝王者に輝いた。通算成績は7戦4勝(重賞3勝)。
香港のルッキンアットラッキー産駒というと、2021年のGⅠチャンピオンズ&チャターカップを勝ったルックペン(Look Pen)・香港名パンフィールド(Panfield)が思い出される。また、先日チリから香港に移籍したビエホスティエンポス(Viejos Tiempos)もルッキンアットラッキーの産駒である。
■ GⅠナシオナル・リカルド・リオン
■ エル・エンサージョ
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