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  • 木下 昂也(Koya Kinoshita)

伏兵ゲルマニクスが最重要ダービー・トライアルを勝利

 1月8日、チリのバルパライソ競馬場でGⅡコパ・ジャクソン(芝1900m - 3歳)が行なわれた。このレースは日本の青葉賞や京都新聞杯のように、2月5日に行なわれるGⅠエル・デルビー(チリ・ダービー)に向けた最重要トライアルとなっている。


 今年は15頭で争われた。GⅠで好走を続けている②ルッカ(Lukka)が2.2倍の1番人気に支持された。GⅠポージャ・デ・ポトリージョスの勝ち馬でシーキングザダイヤ産駒のミエレヒード(Mi Elegido)が4.2倍で2番人気に推された。


 好スタートを決めた③ビチート(Vichito)がハナに立ってレースを引っ張った。④アニー(Annie)が2番手につけ、⑬ジューキ(Yuki)が3番手を追走した。1番人気のルッカは中団で控え、それを見る形でミエレヒードが続いた。


 直線に入ると、スムーズに外に持ち出したルッカが伸びてこようとした。しかし、道中は後方で脚を溜めていたカルロス・オルテガ騎乗の①ゲルマニクス(Germanicus)が馬群の真ん中を割ってくると、前を楽に交わして3 1/4馬身差の勝利をおさめた。良馬場の勝ちタイムは1分53秒87。15頭立ての8番人気という伏兵だった。


 2着にはルッカが入った。ミエレヒードは伸びを欠いて3着だった。


「前走のGⅢアルフレード・L.S.ジャクソンで3着になったときのレース内容が良かった。馬のことは信頼していたが、想像していた以上の快勝だった。少し臆病な面がある馬なので外に出すかと思ったが、馬群の中を割ってきて良い反応だった」と、ゲルマニクスを管理するシメーノ・ウレンダ調教師は振り返った。



 ゲルマニクスは父ミッドシップマン、母グランガロータ、その父イージングアロングという血統の3歳牡馬。2019年7月24日にチリのドン・アルベルト牧場で産まれた。半兄のガンベレッティ(Gamberetti)も昨年このレースを制しており、2年連続で兄弟制覇を果たした。


 2022年5月2日のデビュー戦を勝利した。だが、その後はまったく良いところを見せられず、連にも絡まない8連敗を喫した。人気薄の1勝馬として今回に臨んだが、レースとの血統的な相性の良さを活かして重賞初制覇をおさめた。通算成績は10戦2勝(重賞1勝)。


 ウレンダ調教師は「エル・デルビーに向けて万全の準備をしたい」と、ダービー出走を明言した。暫定で2冠を達成したフォルティーノ(Fortino)やオークス馬ママリリー(Mama Lili)と激突する。


 また、2着のルッカ、3着のミエレヒード、4着のイグゾースティング(Exhausting)も次走はダービーが濃厚である。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

【Twitter】 @koyakinoshita24

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【Mail】 kinoshita.koya1024@gmail.com

【HP】 https://www.keiba-latinamerica.com/

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