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ヘルクタイが17馬身差圧勝でコンセプシオン競馬場2冠を達成

 10月31日、チリのコンセプシオン競馬場でクルブ・イピコ・デ・サンティアゴ(ダ1400m - 3歳)が行なわれた。このレースは、コンセプシオン競馬場4冠競走(ビオビオ州4冠競走)の2戦目となっている。


 レースは、ホセ・アジャーラ騎乗の④ヘルクタイ(Jercutay)が、2番手追走から早めに先頭に立つと、そのまま後続をぶっちぎって優勝した。2着の⑤エルマノーロ(El Manolo)に17 3/4馬身もの大差をつけ、単勝1.0倍という圧倒的な1番人気に応えた。良馬場の勝ちタイムは1分21秒41。


 ヘルクタイは、10月3日に行なわれた1冠目のバルパライソ・スポルティング(ダ1300m - 3歳)も5 1/2馬身差で勝利しており、これでコンセプシオン競馬場2冠を達成した。また、コンセプシオン競馬場では8戦8勝と無敗を継続している。



 ヘルクタイは父インディアントレイル、母ヘレナヴァレー、その父シルヴァーデピュティーという血統の3歳牡馬。2020年8月11日にチリのスマージャ牧場で産まれた。


 2023年4月13日にスマージャ牧場の所有馬としてデビューしたものの、チレ競馬場で2戦して10着・6着と敗れた。その後はヘラルド・メロ調教師に売却され、コンセプシオン競馬場で走ることになった。


 5月23日のコンセプシオン競馬場デビュー戦を9馬身差で圧勝。その後も6 1/4馬身、5 1/4馬身、8馬身、9 3/4馬身、2馬身と連勝街道を突き進み、前走のバルパライソ・スポルティングでも5 1/2馬身差の快勝をおさめた。


 今回も17 3/4馬身で大勝し、コンセプシオン競馬場無傷の8連勝で2冠を達成した。通算成績は10戦8勝。11月末にイポドロモ・チレ(ダ1500m - 3歳)で3冠を目指す。




Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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